トランペット、トロンボーンに続いて、Samplemodelingの音源紹介の最後になるHorn & Tubaです。これはセットで安かったので購入したんですが、V3にはアップデートしませんでした。使用シーンがそんなにないからですね。ただこれがあれば、リアルなオーケストラの4管編成が組めます。
目次
まずは演奏動画のご紹介を
SampleModelingの音源をウインドコントローラーと鍵盤で演奏しているものです。Hornは中盤に出てきます。かなりリアルです。
これもサンプリングと物理モデリングの合わせ技を使うこの音源ならではのリアルさです。それではホルンから解説していきます。
ポイントはCC11
ポイントはダイナミックスをコントロールするCC11です。これをいかにうまくコントロールするかでリアルさが変わってきます。エクスプレッションペダルやウインドコントローラがなくても、オートメーションを書き込めば使えますので音源を立ち上げたら、まずCC11を少し書き込んでください。
グロウやフラッターなどの奏法も
トランペットなどと同じく唸るような音を出すグロウや巻き舌でタンギングするフラッターなどの特殊な奏法もCCでコントロール可能です。
ミュートが他の音源とは違う
ミュートもCCで種類が選べるのですが、ホルンは手をベルの中に突っ込んで鳴らす楽器なので、ここは少し他の音源とは異なります。
Brass Stopというのがホルン独特のミュートの方法で甲高い音がするといったらいいんでしょうか。ストレートミュートが一本、後の3つは変化が少ないミュートなので手の位置で変えるタイプのものだと思います。(ここはちょっと想像で申し訳ないです。)
Tubaはおまけ的に
Tubaだけの音源というのも珍しいのですが、まあおまけで作ったのかなという感じの音源です。トランペットなどと同じく基本の奏法はあるので、普通に演奏できます。僕はTubaを吹いていたのでわかりますが、かなりリアルです。
Tubaで僕は一度も使ったことがないのですが、ミュートが1種類あります。
音源というより楽器
トランペットやトロンボーンでガッツリ説明したので、際の部分だけを今回は紹介しましたが、参考動画の音を聞いてもらえば分かる通り、めちゃめちゃリアルです。演奏できる管楽器音源ですので、ぜひ一度触ってみてください。
最近、SWAM音源に乗り換えました
物理モデリングのSWAM音源に乗り換えました。こちらはホルン、チューバ以外にユーフォニアムもあるし、ソロ音源としてもかなり優秀です。こちらの記事もぜひご覧ください。
“SWAM_HORNS_and_TUBAS_レビュー”