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音質アップしたい歌い手さんにオススメのマイク&機材!予算別に紹介!

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先日、昔にお手伝いしたことがある歌い手さんからミックス依頼の連絡がありました。最近ミックスだけで音が大きく変わる動画を作る人たちがいるらしく、その影響で自分の歌ってみた音源もミックスでよくなるのでは?と思ったらしいです。とりあえず音源を聴いてみると、歌が上手い子のだったので普通に聴けるのですが、音質が確かに悪いんですよね。
その子の気に入らないところを聞くと、ボーカルの音質が悪い、自分の声をもっと太くしたいとのことでした。それ、ミックスの問題ではなく録音している機材が悪いんじゃないかなと思ったので、どんな風に録音しているのか聴いてみると、やはり原因はそこにありました。

彼女が使っていた機材は

まずマイクは激安のカラオケマイク。それをノートPCのマイク端子にさして録音してました。さらにミックスをしているソフトがフリーソフト。明らかに録音機材が悪いので、マイクやオーディオインターフェイスの購入を提案して、実際その通りに買ってもらいました。使用してもらってかなり満足いってるようなので、今回は彼女とともに選んだ歌い手にオススメの機材をご紹介したいと思います。

歌の録音には、どんな録音機材がいる?

Utakizai

この写真に写ってる道具があるとかなりいいと思います。
①コンデンサーマイク・・・ボーカルの音を電気信号に変える機材 
②ショックマウント・・・コンデンサーマイクの振動を抑え、マイクスタンドに固定する道具 
③ポップガード・・・ノイズを減らし、湿気からマイクを守る 
④マイクスタンド・・・マイクを支えるスタンド 
⑤オーディオインターフェイス・・・マイクで録った音を高音質のデータにしてPCやMacに送る機材 
⑥マイクケーブル・・・マイクとオーディオインターフェイスをつなぐケーブル 
⑦DAW・・・作曲録音ソフト 
⑧ヘッドホン、あればスピーカー
これだけあれば録音環境として必要十分。特に①マイクと②オーディオインターフェイスを買い換えるとかなりレベルアップしますので、最初の機材はこの二つに絞っていいと思います。ヘッドホンやスピーカーもいいものがあるといいのですが、ここはいま持ってるものをとりあえず使って、あとでグレードアップしましょう。

歌い手には、どんなマイクがいい?

マイクは大きく分けて、2種類あります。
①ダイナミックマイクと②コンデンサーマイクです。
①のダイナミックマイクの特徴は、録音できる音はそこそこなのですが、衝撃や湿気などに強く使いやすいということ。少々雑に扱っても問題なく使用できるため、カラオケボックスやライブハウス、スタジオなどでよく見かけますね。
②のコンデンサーマイクの特徴は、高音質で録音できるのですが、非常にデリケート。わずかな振動も拾ってしまったり、湿気で壊れたりします。またマイク自体に48Vのファンタム電源を供給しないといけないので、必ずオーディオインターフェイスが必要になります。

歌い手の人が自分の音質を上げたいと思ったら、迷わずコンデンサーマイクを選んでください。

コンデンサーマイクを選ぶ注意点!

■まずコンデンサーマイクには、マイクのどの方角からきた音を録音できるのかという性能「指向性」というものがあります。
①単一指向・・・マイクの正面からきた音だけを録音できる 
②双指向・・・マイクの正面からと裏からきた音を録音できる 
③全指向(無指向)・・・マイクを中心にしてどの方角からきた音でも録音できる 
という3つがあるのですが、歌い手の人は迷わず単一指向を選んでください。自分の歌声だけしっかり録音できるし、自宅で録音する際に、余計なノイズや反響音が拾いにくいからです。
■またコンデンサーマイクは高音質なのですが、衝撃に弱いという欠点がありますので、「ショックマウント」という衝撃を吸収するマイクホルダーを使用します。マイクとセットで売っているものがあるので、それを購入することをオススメします。
■次にコンデンサーマイクに必要なのが「ポップガード」で、役割は大きく分けて二つあります。ひとつは人間が歌を歌うとき、すごい勢いで風が発生します。コンデンサーマイクは非常に高性能なのでその風の音もノイズとして録音できてしまうんです。ポップノイズというのですが、これを軽減するという役割があります。
もうひとつは、歌うときに湿気や水分を口から飛ばしちゃうことも多いと思います。コンデンサーマイクは湿気に弱いので、そういった湿気からマイクを守ることもできます。安くてもいいので必ず購入してください。
「マイクスタンド」は、ちゃんとしたものを使った方がいいという意見もあると思いますが、最初はなんでもいいかと思います。卓上タイプのものを使ってもいいですが、倒れたり、マイクを落としたりしないように注意してください。
※コンデンサーマイクは本当にデリケートなので、使い終わったらちゃんと片付けること、湿気からは遠ざけるようにすることが非常に重要です。お気をつけください。

オーディオインターフェイスを選ぶ注意点!

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まずは単純に録音するだけの機材なら安くてもいいかなと思いがちですが、PCとの相性や不具合が少ないものの方がストレスが減ります。
最近のものはほとんど、どれを選んでも大丈夫ですが、コンデンサーマイクを使うので、「48Vファンタム電源」供給ができるものを選んでください。最近はファンタム電源供給ができないものの方が少ないですが・・・
あと歌ってみた放送なんかをしたい!と思っている人は「ループバック」という機能がついているものにしてください。この機能は、PCで鳴らしたカラオケ音源を録音した歌とともにPCに戻すという機能です。この機能がオーディオインターフェイスについているだけで、かなり放送が楽になります。
そして最後にDAW(作曲録音ソフト)がついているものを選ぶということです。オーディオインターフェイスには作曲録音ソフト「DAW」の簡易バージョンがついているものがあります。正規バージョンと比べると制限があるのですが、メインボーカルとコーラスを数トラック歌ってカラオケ音源とミックスするには必要十分ですし、すぐに使えるプリセットがついたエフェクトもついてますので、最初のグレードアップにはオススメです。僕も作曲初心者の時は、こういう簡易DAWを使ってました。
今回選んでいるオーディオインターフェイスでは、番外編のもの以外はCubase系の簡易DAWがついています。録音の音質がいいのはもちろんですが、Cubase系は簡易バージョンでもサードパーティ製のプラグインエフェクトが使えるので、フリーのものやWavesというメーカーのプロ仕様エフェクトも後々追加して使うことができるからです。

今回セレクトした機材は・・・

色々と必要なものを書きましたが、特にクオリティに差がつくのがマイクオーディオインターフェイスだと思います。この二つに関してオススメを書いていきたいと思います。
とはいえ、マイクとオーディオインターフェイス合わせて、2万から〜5万くらい。
高校生のバイトやお年玉でなんとか買えるくらいの金額で機材をセレクトしました。
ちょっと特定メーカーが多くなりますが、安定性を考えるとこうなりましたのでご了承ください。あと参考になる動画もセレクトしました。

マイクのオススメ 1万円代

①低価格でそこそこ高音質「Audio Technica AT2020」

低価格でちゃんと録音できて、ということを考えると最安コンデンサーマイクはこのAudio TechnicaのAT2020になるかと思います。エントリーモデルでありならAudio technicaらしい素直な音を録音できるマイクです。ショックマウントではなく普通のマイクホルダーしかついていないので、どこかのタイミングで買う必要があると思いますが、できるだけ安くでマイクが欲しいというのであればコレかなと思います。ただ、これを買うなら、もう少しお金を出して、次にご紹介するマイクをオススメします。

       
②ショックマウントがついて低価格「Audio Technica AT2035」

上で紹介したマイクと同じシリーズですが、5,000円ほど高いです。AT2020との違いは、ミックス時にカットしがちな低い音を、マイク側でカットするスイッチがついていることと、ショックマウントも付属していいること。ショックマウントを別途購入する手間が省けます。録音できる音はAT2020と同じくAudio Technicaらしい素直な音です。1万円代だと、これがいちばんオススメです。

       

マイクのオススメ 2万〜3万前半

一時期、女性歌い手に人気「Blue Microphones 「Bluebird SL」

女性の歌い手などに人気のマイク。中域を少しふっくらとさせる特徴があり、癖があるのですが、声にその癖が合えばいいマイクだと思います。あとカタチがレトロでおしゃれ。意外に見た目ってやる気にも反映されるので重要です。ショックマウントもついてきます。

       
プロも使うコスパのいいマイク「Audio Technica AT4040」

僕が持っているマイクで、AT2020の上位バージョンです。音質もAT2020よりアップし、音抜けがすごく良くなります。プロでも使う人がいますので、長く使っても不満が出ないマイクだと思います。Audio Technicaらしく素直な録音ができます。

       
とても便利な新世代マイク「Aston Microphones AST-ORIGIN」

ポップガードと簡易ショックマウントが内蔵されている新世代マイク。直でマイクスタンドにつけられたりと便利なため、中田ヤスタカさんがモバイル用の機材として使っているそうです。デザインもかっこいいのでやる気がでます。録音できる音はフラットな感じですので、Audio Technicaと使い比べて、好みの方を選んでもいいと思います。

       

オーディオインターフェイスのオススメ1万円代

オーディオインターフェイスは、基本1万円以上のものであれば、ちゃんと録音できます。最初に買うならこのレベルで十分です。

1万円の格安なのに、ちゃんと録音できる「Steinberg UR12」

ちゃんとコンデンサーマイクで録音ができて、CubaseというDAWの簡易バージョンCubase AIがついてきます。SteinbergというメーカーはYAMAHAの子会社で、CubaseというDAWを作っているメーカーなのですが、ハードを作っているのはYAMAHAです。PC機器も作っているYAMAHAなので比較的安定して動作するのが特徴。
単純に歌を高音質で録音したいという人に向いています。アマゾンなどでは、上位機種のUR22mk2が人気ですが、歌い手の人には、次に紹介するミキサーをオススメしたいと思います。機能はほぼUR22mk2と同じですので。

       
歌ってみた放送にも使える「YAMAHA AG03」

僕がサブ機として持っているオーディオインターフェイスです。
コンデンサーマイクで録音できて、CubaseLEというcubaseの簡易バージョンがついてくるオーディオインターフェイスです。音量などを手元で操作できるミキサータイプ、しかも歌ってみた放送ができるループバック機能付きです。
また自宅で生放送とかしていると突然家族が部屋に入ってきたりすることもあると思います。そんな時に素早くマイクの音を下げられたりと便利。
さらにDSPというオーディオデータを処理するプロセッサーを搭載しており、コンプやEQ、リバーブなどをハードウェア上でかけて録音・放送ができます。録音性能、使いやすさ、価格を考えると、いちばん歌い手にオススメできるインターフェイスです。

       

オーディオインターフェイスのオススメ番外編 6万円代

Universal Audio ARROWS

もしDAWを持っていてSundervolt3端子がついてるMacやPCをお持ちの方で、さらにお金に余裕がある方にオススメしたいののが、Universal AudioのARROWSです。
DSPを搭載し、高価な録音機器をエミュレートしたソフトをかけながら録音できます。プロの録音環境を小さな機材1台で再現している感じですね。DAW等はついてこないのでお得感はないのですが、拡張性や音質を上げるという面ではかなり優秀です。
歌ってみたのさらに上を行く機材として紹介しておきますが、少しお年玉やお小遣いを貯めて買うには高い機材なので番外編として扱っておきます。僕はARROWSの上位機種Appollo Twinを使ってますが、かなりいいです。

       

いちばんオススメのセットは

歌い手初心者からのグレードアップを考えると、Audio TechnicaのAT2035とYAMAHAのAG03のセットで3万円がオススメかなと思います。お小遣いやお年玉で頑張ったら買える値段ですので。実際、今回相談してきた女の子もこのセットで購入していました。
もしお金に余裕があるのならば、マイクは3万円以上のものを買うと比較的長く不満なく使えますので、トータルコストとしてはお得になると思います。
マイクもオーディオインタフェイス、上を見たらきりがないので、予算と性能、そして自分に合うかどうかを考えて、選んでみてください。

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