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【2024年】ピアノ初心者にオススメ!5万円前後の電子ピアノ5選

もしもピアノが弾けたならという古い歌があるそうですが、やはりピアノを弾くというのはひとつの憧れですよね。
僕自身も社会人になってからピアノを再開したのですが、グランドピアノやアップライトを弾けるわけがなく、電子ピアノ生活です。たまにちゃんとしたピアノを弾くと楽しいですね。
そこで今回は、ピアノ初心者の方や社会人の方に最近、異常に性能が向上している5万円前後で買えるピアノの選び方と、オススメのピアノ5選をご紹介したいと思います。

5万前後の電子ピアノの性能アップがすごい!

昔、この価格帯のピアノはペラペラの鍵盤が多く、電子ピアノというよりは安いキーボードという感じの商品が多かったです。
しかし最近はピアノのような重さがあるハンマーアクション鍵盤を持つ電子ピアノがこの価格帯にも投入され、社会情勢の変化もあってかなり売れています。
またスリムなものやインテリアに合うスタイリッシュなデザインに仕上げたものもあり、選択範囲が広がっています。

電子ピアノ選びのポイント

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まず5万円前後の電子ピアノを選ぶ時に必要な注目ポイントをピックアップしました。

ハンマーアクション鍵盤を必ず選ぶこと

メーカーによって呼び方が違うのですが、必ずピアノがハンマーを叩くときにかかる重みがある鍵盤を選んでください。キーボードでセミウェイテッドというやや重めの鍵盤を採用しているものがありますが、弾き心地が全く違います。
また1万円前後の鍵盤は形だけピアノで、ペラペラのキーボード鍵盤だったりもしますので、必ず、鍵盤だけはある程度ちゃんとしたものを選んでください。

88鍵のピアノを選ぶこと

88鍵盤の両端を使わないことが最初は多いのですが、少し弾けるようになると88鍵盤ないと弾けない曲が増えていきます。例えば簡単な弾き語りをするときも、基本のコードとベースだけなら88鍵盤も必要ありませんが、少し難しい曲になると必ず必要になります。
映画で人気になったQueenの曲だと簡単に弾けそうな曲もありますが、実は幅広いレンジで鍵盤を弾いているので、88鍵盤ないと演奏できません。
たまに買ってしまう人がいるので要注意です。

専用スタンドか、高さが調節できるスタンドを

よくこのクラスの鍵盤は机の上に置いて弾いている広告写真をよく見ますが、やはりピアノはある程度の高さをに設置して弾く練習をしないと本物のピアノが弾きにくくなります。
目安としては鍵盤の高さを地面から73cm前後にしておくといいでしょう。机の高さを調節できない場合は、専用のスタンドや高さ調整できるスタンドを同時に購入しましょう。

ペダルは少しいいものを。極性に注意

ペダルですが、基本はサスティンペダル(鍵盤から手を離しても音を伸ばせるペダル)1本でいいと思いますが、3本ペダルが必要な人は別途購入したほうがいいです。またスイッチタイプのペダルしかついてこない場合は、ちゃんとべダルの形をしたものを購入してください。実際のピアノを演奏するときに困ります。
サードパーティ製を別途購入するときに注意してほしいのが、ペダルの極性です。踏むとサスティンがかかるようにしたいのに、踏むとサスティンが止まる状態になることがあります。これはペダルの極性(ON、OFFみたいなこと)がメーカーによって逆になっているからです。主にヤマハ&ローランド派、コルグ&カシオ派の二つのグループに分かれていますが、不具合などもあるかもしれませんので、できれば純正品を買ったほうが安心して使えます。

5万前後で買えるおすすめの電子ピアノ

ここからは、低価格帯でありながらちゃんと弾ける電子ピアノをご紹介していきたいと思います。

世界最小!乾電池でも使える!「カシオ PX-S1100」

この価格帯で僕が一番おすすめするのが、カシオのPX-S1100です。
PX1100は本格的なハンマーアクションのピアノ鍵盤を採用しながら世界最小サイズ。けれどスピーカーから出る音はしっかりとグランドピアノの響きを再現しているピアノです。また乾電池駆動もできるので、ちょっとした弾き語りライブや場所を移動しての演奏も簡単に行えます。
マイナスポイントはペダルがスイッチタイプなので、別途ペダルを購入する必要があります。
僕は前機種のPX-S1000を所有していて使用レビューも上げています。ぜひそちらもご覧ください。



コンパクトピアノの大人気シリーズ 「ヤマハ P-225B」

日本を代表するピアノメーカー・ヤマハ製で大人気のPシリーズです。
このシリーズは安いのにちゃんと弾ける革新的な電子ピアノとして登場しました。ミュージシャンでも使われている方がいて、ヒャダインさんがこのPシリーズを使っておられる動画をyoutubeでみたことがあります。
さてこのシリーズの特徴はやはりしっかりした鍵盤です。やや重めですがタッチ感はほぼピアノです。スピーカーもしっかりしているので、音質も十分。
欠点としては、本体がそこそこ大きいことでしょうか。
弾いてみてヤマハのタッチが気に入ったら、買いだと思います。


コスパ最強の電子ピアノ「KORG B2」

KORGが出してきたお値段3万円台の電子ピアノB1の後継機です。
楽器屋さんに「騙されたと思って弾いてみてください」と言われて弾いたんですが、かなり心地いいタッチでした。思わず、本当に3万円ですか?と尋ねてしまいました。
いろんなところでコストダウンをはかって鍵盤だけには妥協しなかった製品といった感じです。またUSB接続に対応し、アプリ等との連携もできるようなので、使い方が広がりますね。
少し気になるのはペダルが専用ペダルしか接続できないので、サードパーティ製のものは使えません。


本格ステージピアノをこの価格で「KORG D1」

バンド演奏でも使えるステージピアノをこの価格帯にぶち込んできたKORGのピアノです。
スピーカーがないので別途購入するか接続する必要がありますが、鍵盤はRH3というプロ用ステージピアノでも採用されている鍵盤なので弾き心地がすごくいいです。
もしバンドの演奏でも使いたいという方は、LINE OUT等も備えているのでオススメです。ただ重さが16kgありますので持ち運びは大変ですが・・・


「ローランド FP-10」

これはローランドの電子ピアノです。ローランドは以前から薄型ハンマーアクション鍵盤のMIDIキーボードを発売しており、弾き心地のよさで多くのミュージシャンが購入していました。
これはそのピアノに音源をつけて単体の電子ピアノにしたものという印象です。鍵盤はしっかりしていて、しかもコンパクトサイズ。一度弾いてみて音質等が気に入れは購入を検討してもいいと思います。


自分に合うベストな電子ピアノを

各社からコスパと弾き心地のバランスがいいピアノを選んでみましたが、いかがだったでしょうか。ピアノの弾き心地や音質で選ぶならヤマハのP-125、持ち運びやコンパクトさを重視するならカシオのPX1100が個人的にはおすすめです。
ぜひ、お気に入りの電子ピアノを見つけて、演奏を楽しんでみてください。

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