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簡単音源なのに本格なドラム音源「EZdrummer2」レビュー

ずっとkompleteと付属のドラム音源を使ってきたんですが、よりリアルなドラム音源が次々と出るのでどれか欲しいなとツイートしていたんです。
そうしたら、なんと友人から連絡があり「M3の抽選会で当てたからあげる!」と言ってくれました。タダでもらうのは申し訳ないので寿司食べ放題を奢って譲ってもらいました。
そのドラム音源がEZdrummer2です。

EZdrummer2とは

Toontracckという簡単音源を作らせたら右に出るメーカーがない有名メーカーです。上位ソフトのSuperior drummerは、今ではBFDやaddictive drumsドラムと並ぶ3台ドラム音源として数えられています。
EZdrummerは下位ソフトの扱いなんですが、音自体は上位ソフトと同じなので、細かな調整をしないのであれば、こちらの方が迷わず使えると思います。

開封の儀

今回はパッケージ版だったので、久々に開封の儀を書いていきたいと思います。

EZdrummer1 1

これが外箱です。昔ならDVDなどが入ってたので多少重さがありましたが、現在はめっちゃ軽いです。

EZdrummer1 3

輸入代理店さんが初音ミクでお馴染みのクリプトンさんなので、日本語の説明が裏のパッケージに書かれています。

EZdrummer1 4

中を開けると紙しか入ってない・・・時代の流れですね。

EZdrummer1 5

音源自体はダウンロードで落とすので、ダウンロードするためのコードが書かれた紙と、クリプトンさんがつけてくれた日本語マニュアルが入っています。とてもありがたい。

本格的な高音質ドラム

Ezdrummer1

音はサンプリングなので生音ドラムです。さらにマイクにはかぶりの音(exスネアにキックの音が入る)など、かなり本格的なドラム録音を再現した音源になっています。 ただリアルすぎることがちょっと後からの作業で大変だったんですが・・・。
初期状態で複数のドラムキットが入っており、ロック・ポップスなら問題なく使えるなと思います。他のジャンルに関してはドラムキットが別売されているので、そちらが必要になることもあると思いました。
komplete付属のドラム音源はスネアしか入れ替えられないんですが、この音源は音が気に入らないシンバルやタムなどを入れ替えることができました。ただ微調整はそこまでできませんので、プリセットと楽器をセレクトして後は打ち込むだけっていう人やDTM初心者の人にはぴったりだと思います。

MIDIループで簡単にリズムが作れる

EZdrumeer3

Toontrack自慢のMIDIループを選んでつなげるだけでドラムパターンができる機能です。ただ標準状態だとMIDIループの数が少ないです。Kompelteのドラム音源は大量のMIDIループが標準で付いてきていたので、それが当たり前だと思っていました。MIDIループも別売で購入できるので、欲しい人はそちらを買う必要があります。
KompleteのMIDIループをそのままEZdrummerにはめ込んでみたのですが、ドラムマップが違うので微調整が必要でした。あと全体的にベロシティを高めに設定した方がいい音源でした。

ミキサーでパラアウトも可能

EZdrummer4

ミキサーで簡単にパラアウトできます。kompleteのドラム音源はkontaktのシステムが古くパラアウトが少し面倒なんですよね。(一回やれば大丈夫なんですが)その点、EZdrumerは簡単でした。
音作りも多少はこだわれますが、ある程度作り込んであるので、それをそのまま使っても問題ないと思いました。

使ってみて感じた3つのポイント

今回はじめてこの音源を春恋華憐という曲で使ってみたのですが、いろいろ感じたこと3つまとめてみました。購入するときの参考にしてください。

ベロシティが高い

これは人によると思うんですがベロシティは高めで打ち込んだ方がいいのかなと思いました。ミックスの段階で一部消かかった音もあったので、次回の改善点かなと思いました。実際EZdrummerを使いこなしている人に話を聞いたんですが、他の音源よりも高めのベロシティで美味しい音が鳴るとことでした。

生録音なのでミックスが重要

リアル音源の欠点としてミックスするのが大変ということがあります。
パラアウトして出してるんですが今回はキックの調整に手間取りました。最終的にはアンビエントのトラックを切ってようやくなんとかできたのですが、これもリアル音源の宿命かなと思いました。
よくよく考えるとNative Instrumentsの音源は生音っぽくないない!という音源ほど、すごくミックスで混ぜやすいんですよね。音源のリアルさ=ミックスのしやすさではないなと思いました。

本格的に使うなら追加パックが必要

音源自体はいいし、そのまま打ち込めるのですが、MIDIデータがもっと欲しい!とか、ドラムの音を変えたい!って時は追加パックが必要になります。というか僕はなってます。
Toontrackの音源はその辺りが商売上手なのですが、実際いいものなので欲しいなと思っています。

簡単に使えるいい音源

そんなにこだわらなくても本格的な生ドラムが手に入るといういい音源だと思います。ただこだわり出すと追加パックがいるのはToontrack音源の宿命なので、プラスアルファの予算を組んで買った方がいいかなと思いました。
特にMIDIループは量が確実に不足すると思うので、買った方がいいと思います。僕は今のところkomplete付属のMIDIループを修正しながら使う方法を研究中です。
DTM初心者でも簡単に使えて、しかも高音質でお手軽なドラム音源としてはおすすめできます。ドラム音源を持っていない方はぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。


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