僕はブラスバンド時代にチューバというベース楽器をやっていたので、どんな音楽でもベース楽器のラインをどういう風にとっているのというが気になってしまいます。DTMから作曲や音楽に入った人は、意外にベースラインを作るのが苦手な人もいるみたいですね。僕もうまくベースラインを作れるようになるために、2つほどベースに関する本を読んで補強しました。一冊が先日ご紹介した、「ベーススケール丸覚え」。
-
“ベーススケールを丸覚えできる本”
そして、もうひとつ読んだのが今日ご紹介する「ベースラインでも迷わない本」です。
2部構成で目的別に学習できる
ベースラインが作れない人、ベースラインのパターンが少ない人など、ベースに関してはいろんな悩みがあると思います。この本ではそういったあらゆるベースの悩みに対応できる本だなと思っています。前半は様々なミュージシャンが奏でるベースラインの実例集、後半がラインづくりの作法集になっています。
前半:98本のベースライン実例を紹介・分析
ロック、ファンク、ジャズ、フュージョンなどで使われるベースラインと、そのジャンルで活躍するミュージシャンを取り上げ、実例を出しながらベースラインの分析をしています。最近は特定のジャンルばかり作る人も多いですが、やはり幅広いジャンルのベースラインを学んでおくことで、作曲の幅が広がります。数も98ありますので、非常に参考になりますよ。
後半:ベースラインづくりの実力をつける作法集
ベースラインをどうやって作っていくのか、簡単な作法がらどんどんとかっこいいベースラインを作っていけるよう練習問題を通して学んでいけます。特にコード理論を交えながら、応用できる知識が学べますので、DTMから音楽の世界に入った人にもかなりいいベースの勉強になります。
参考CDつき
この本にもCDが付いていますので、前半の実例も後半の作法や練習問題も耳で確認しながら学べます。ベースは音の長さやリズムの揺れがグルーブを生み出すんですが、それは楽譜だけでは読み取れません。だから本の楽譜とCDをセットで聞くことで音楽的なベースライン作成能力を手に入れることができます。
かっこいいベースラインを自分のものに
ついついベースラインをコードの基音だけで使ってしまう人には、この本はすごく役立つと思います。またDTMでもベースの本は少ないので、こういった音楽的なベースラインを学べる本は少ないです。ベースラインを作るのが苦手だなと思っている人は、ぜひ読んでみてください。