Komplete13 ultimateの全エフェクトレビューです。Wavesを使うようになってから使用頻度が低くなったものもありますが、いまだに使うものも多いです。
そして今回のアップグレードの目玉はGuitar Rig。使わないという人も多いと思いますが、シンセのギターにインサートするだけでも、リアルなギターに変わる優れものなので、一度使用されることをお勧めします。それでは、ご紹介をはじめます。
目次
- 1 【NEW】GUITAR RIG 6 PRO
- 2 RAMMFIRE
- 3 REFLEKTOR
- 4 TRAKTOR’S 12
- 5 MOD PACK – PHASIS
- 6 MOD PACK – CHORAL
- 7 MOD PACK – FLAIR
- 8 CRUSH PACK – BITE
- 9 CRUSH PACK – FREAK
- 10 CRUSH PACK – DIRT
- 11 THE FINGER
- 12 THE MOUTH
- 13 MOLEKULAR
- 14 SOLID EQ
- 15 SOLID BUS COMP
- 16 SOLID DYNAMICS
- 17 VC 160
- 18 VC 2A
- 19 VC 76
- 20 VARI COMP
- 21 ENHANCED EQ
- 22 PASSIVE EQ
- 23 RC 24
- 24 RC 48
- 25 SUPERCHARGER GT
- 26 REPLIKA XT
- 27 DRIVER
- 28 TRANSIENT MASTER
- 29 まとめ
【NEW】GUITAR RIG 6 PRO
今回の目玉はギターアンプシミュレーターのGuitar Rig 6 Proです。今回は新しいアンプやモデリング技術の開発、キャビネットのリニューアルで、過去の資産を活かしながら出音の改善を目指しています。僕はギターのソフト音源にGuitar Rigを挿して使ってみました。劇的に変わったという感じはしませんが、キャビネット部が変わったからか、リアル感は増したと思います。またGUIが刷新されて、かなり見やすく、使いやすくなりました。
RAMMFIRE
ドイツのギターリスト、リヒャルト・Z・クルスペさんと共同開発したGuitar Rigのプリセット集。結構ハードな感じの音になるので、そういうギター音がほしい時はよく突っ込みます。
REFLEKTOR
Guitar Rigで使えるリバーブです。単体で使ったことないし、使わなくてもいいと思います。ただアンプシミュレーター単品にいいリバーブも繋げられると思っておくくらいでいいと思います。
TRAKTOR’S 12
Gitar Rigの中に入ってるエフェクトです。プリセットに入っていなけれは、あえて使わなくてもいいです。
MOD PACK – PHASIS
ここからしばらくREAKTORに新しくついたMOD PACKシリーズをご紹介します。このシリーズはREAKTORなし、単体でも使えるシンプルなエフェクター集です。ちなみにこれはフェイザー。シンプル操作でわかりやすく簡単に使えます。かかり方も面白いです。これも昔の名機を参考にして作られているそうです。あとテンポと同期するアナログ機材にはない機能もあるので、ぜひ使ってみてください。
MOD PACK – CHORAL
CHORALはNI風の名付け方で少しわかりにくいですが、コーラスです。過去40年間の名機を元に開発したらしく、4つのモードに分かれています。シンセにかけるもよし、その他のものにかけるもよし、簡単に自由に使えるコーラスです。
MOD PACK – FLAIR
これはフランジャーです。こっちはハーモニーみたいなものも作れるので、使い方によっては面白くなると思います。
CRUSH PACK – BITE
ビットクラッシャーというローファイやレトロ感のある音を作り出すエフェクターです。軽くボーカルに入れてみましたが、簡単にぽくなるので面白かったです。
CRUSH PACK – FREAK
リングモジュレーションやラジオモジュレーション、フリーケンシーシフトなど、よくシンセの音作りで使う機能を、エフェクターにまとめたものです。
CRUSH PACK – DIRT
ディストーションです。歪みだけで使うというよりは、様々な楽器に挟んで音色変化や個性の強調などができると思います。使い方は本当に簡単でした。ホラー風のボーカルやノイズを加えた音、ラジオや無線のような音も作り出すことができます。
THE FINGER
ここからREACTORで立ち上げて使うエフェクトです。キースイッチにエフェクトを入れて切り替えていきます。使いにくいんですが、結構楽しかったです。もちろん録音データにもかけられますが、曲作りよりは、ライブパフォーマンスに使える感じだと思います。
THE MOUTH
先ほどのTHE FINGERのボーカル版。これもキースイッチでどんどん声を変化させていくものです。こちらもライブパフォーマンス向けかと思います。
MOLEKULAR
35種類のエフェクトから4つ選んで、それを様々なルーティングでつなげるエフェクターです。音の変化がかなり複雑にできるので面白いのですが、すごく重い。使ったらオーディオ書き出しか、すぐにフリーズしないと危険です。
SOLID EQ
ここからはスタンドアローンで立ち上がるエフェクトのご紹介です。SOLIDシリーズはSSL系統のモデリングをしているようです。どちらかというと仕上げ用のEQという感じで使うといいかなと思います。そこまで個性がないので、個性重視の人は使いにくいかもしれません。ちなみにNIのドラム音源には、このシリーズが音源内のプリセットでかけられるようになっています。
SOLID BUS COMP
BUSコンプなので、これも仕上げ用ですね。ドラムなんかをまとめるときにいいです。
SOLID DYNAMICS
これも個性強くかかるものではないのですが、ナチュラルにかかるので、なんとなく最後にさしとくかという感じで使ってました。
VC 160
DBX160のエミュレートらしいです。アタックを強くしたいときに使うと効果的です。
VC 2A
LA2Aをエミュレートしたコンプですね。悪くはないけど、あんまり使わなかったです。
VC 76
これお気に入りです。ユニバーサルオーディオの1176のエミュレートで、実はUADを買ったのもこいつのおかげかもしれません。輪郭がくっきりして、アタックもはっきりした音になります。
VARI COMP
これもお気に入りです。Manleyのコンプをエミュレートしたもらしく、僕の好きなSoftubeが制作したものです。がっつりかけても自然なかかり方がします。
ENHANCED EQ
これもまたお気に入りです。ブーストが得意なEQですね。これも自然な感じに上がるので、色付けしたいときに使うといい感じです。
PASSIVE EQ
これもかかり具合は好きなんですが、使いこなせていたかは微妙です。ManleyのEQをエミュレートしたものですね。左右のチャンネル毎に分けてEQがかけられます。マスターにさして使ったりしてました。
RC 24
おそらくLEXICONのデジタルリバーブ224のエミュレートだとお思います。実機を使ったことないのでわかりませんが、デジタルリバーブって感じのかかり方がします。あと音のかかり具合が、視覚的に見えるので調整しやすいです。
RC 48
こっちもおそらくですが、LEXICONのデジタルリバーブ480のエミュレートだと思います。EC24とは好みで使い分けという感じでしょうか。
SUPERCHARGER GT
真空管コンプですね。温かみのある音になるだけかなと思いきや、結構音が立ってくるのでいろんなところに使えると思います。
REPLIKA XT
いろんなことができるディレイです。複数のディレイをエミュレートして調整したものらしく、いろんなタイプの音楽に使えると思います。
DRIVER
歪み系のエフェクトです。がっつりかかって、太い音になります。使いどころがないので今の所使ってませんが、機会があれば使いたいです。
TRANSIENT MASTER
これは超オススメです。コンプと似ているんですが、リズム系のアタックやノリを調整するのにすごくいいです。Wavesを持っている人も、これだけは使うというエフェクト。ミックスで効果を発揮します。
まとめ
kompleteのエフェクトをおまけ的に考えている人も多いですが、けっこう使えるものも多いです。Wavesが激安になっただけに使用頻度は減りましたが、TRANSIENT MASTERなどいまだに使うものも多いです。kompleteをお持ちならば、ぜひ使ってください。きっといい出会いがあると思います。
-
-
“Komplete_13_ultimate_レビュー記事まとめ”
今回もkomplete 13 ultimate全音源レビューをはじめたいと思います。まずはクラッシック・シネマティック音 ...