動画&お絵かき

youtube・ニコニコ動画のラウドネス規制対策でやったこと

今回、ボカロ動画を久々に上げるにあたって、昔と違って気をつけたのがラウドネス規制です。聴覚上で音の大きさを高められる音圧を上げるのが一時期はやってたんですが、音圧競争が激しすぎて、音圧を上げているものと上げていないものの差がつきすぎたので、各動画サイトが導入しています。
ただ、動画サイトによって基準が違いますので、その基準を把握して動画を制作することが求められています。

ラウドネス規制

昔、テレビを見ているとCMが始まると急に音が大きくなるということありませんでしたか?
これはCMの音量を大きくしていたのではなく、音圧を高めていたことが原因です。あまりにも音の大きさがばらつくので、音圧の規制はテレビ業界などで先行して始まりました。
ネット系では各サイトが導入するのが遅くなっていた印象があります。昔のボカロ曲を聞くとかなり音圧が高い曲があり、そういう曲は音の起伏がないベッタリした音楽になっているのに、音がでかいんで目立つという特徴がありました。
最近ラウドネス規制をかけたおかげで、音圧競争は終わったのですが、動画サイトで規制が違うので注意して作らないと規制をかけられて音が小さくなったり変になる可能性があります。

覚えておきたい音圧の単位「LKFS/LUFS」

ラウドネス値という音圧の単位はLKFS/LUFSで表されます。「-16LKFS/LUFS」などマイナスで表示され、0に近づくほど音圧が高くなります。各動画サイトを調べればこのラウドネス値が出てきますので、この数字をターゲットにして音圧調整をしていきます。

メーターで測定する

Loudmeter

測定方法は動画編集ソフトについているラウドネスメーターで測定します。
画像は、premireに付属するラウドネスレーダーと呼ばれるメーターで、リミッターのような機能もあります。こういうツールで測定しつつ、動画ソフト上で最終的な音圧を調整することになります。

問題は動画サイトでラウドネス値が違うこと

ラウドネス値は日本の放送関連は統一された基準があるんですが、国を横断する動画サイトの場合は基準が違います。非公表のところもあるので、ちょっと困ってしまうことも・・・。ボカロや歌ってみたをあげるのは、Youtubeかニコニコ動画だと思うので、この二つの基準となるラウドネス値を書いておきます。

ニコニコ動画は-15LKFS/LUFS

ニコニコ動画はラウドネス値を公表していて測定方法も書かれています。このラウドネス値を目標に音圧を最終調整しました。聞いた感じそんなに他の動画との差はないので、大丈夫かなと思っています。
詳しくはこちら

youtubeは非公表だが

Youtubeの場合は非公開ですが、どうも基準が設けてあるようで、音圧のピークを越えるとリミッターがかかって音圧の頭だけ押さえていく仕様のようです。
多くのサイトで、-12とか-13LKFS/LUFS (Integrated Loudness)と書かれていますが、これちょっと高すぎるんじゃないかなと思ってたんですよね。実際、こいつら曲作ってねーだろっていうブログも多いです。
今回、参考にしたのが、こちらのノートの記事です。昨年計測してあり、ダイナミックレンジのある音楽でテストされてあるので非常に参考になりました。この記事によると「-14LKFS/LUFS」くらいを目指すといいそうです。
実際、テストで-15LKFS/LUFSで上げて、最近流行のVutuberの歌ってみた動画と比較したんですが、音が小さかったんです。だから、-14LKFS/LUFSで上げ直して聞くと、ほぼ聴覚上は同じくらいになりました。
メーターを参考して調整しますが、最終的に頼りになるのは人間の耳だと個人的には思っています。

今回はマキシマイザー2段で対応

Loudmax

今回は動画編集ソフト上でマキシマイザーを2段回に分けて音圧を上げています。1段目でニコニコ基準の-15LKFS/LUFSに、2段目でyoutubeターゲットの-14LKFS/LUFSに上げて、ラウドネスレーダーで計測してから動画を書き出しました。

この方法が正しいわけではない

これは今回僕がとった方法なので、正解だったとは思いません。方法は色々とあるんですが、あんまり音圧を上げすぎると音楽が楽しくなくなることもありますので、ここは注意して行っていきたいなと思います。
ただ一つだけ「これはやった方がいい」と思っていることがあって、マキシマイザー一発で音圧を上げ切らないことです。マキシマイザーだとL3、Ozone、FG-Xなんかが有名ですが、それぞれ特徴があるので、複数がけして少しずつ音圧を上げていくようにした方がいいです。
そうすると音楽性を保ちながら、音圧も上げられるからです。またミックスの段階で音の処理をちゃんとしておくというのも肝心だと思います。
あくまで自分のメモとして書いた記事ですので、ご参考まで。

-動画&お絵かき

© 2021 Digisax Music Powered by AFFINGER5