最近、ギター音源のレベルアップやアンプシミュレーターの無料化で打ち込みのギターがリアルになってきました。けれど実際打ち込んでみるとリアルなギターに聞こえないという場合が多いと思います。特にギターリスト以外は打ち込みでバッキング(伴奏)を打ち込むことが多いと思うのですが、ある程度、ギターのバッキングパターンを覚えておかないといくら音源が良くてもリアルなギターに聞こえません。そんな時に便利だった本が、ギターのセッション系本やバッキングパターン集です。今日ご紹介する「ギターバッキング丸覚え」もそんな本のひとつです。
すぐに使えるバッキングパターンが135種類
数小節単位のバッキングパターンが135種類ほど網羅されています。楽譜で書かれているのでギター以外の人でもわかりやすいのが特徴。ベタ打ちだとノッペリとするので打ち込みのテクニックはいるし、ゴーストノートは記譜されないので工夫入りますが、自分の知らないバッキングのパターンを知っていけるのは大きなベネフィットです。
ポップスからジャズまで幅広いジャンルを網羅
またジャンルも非常に幅広いです。ポップス、ロックだけでなく、ジャズやファンク、ハウスっぽい曲まで。自分の作りたいジャンルを見るもだけでなく、違うジャンルに挑戦したいというときにリファレンスとして使用できます。また基本のパターンを学んでから応用パターンへとレベルアップしていく本でもありますので、少しずつ打ち込みしながら読み進めると、ギター打ち込みの特徴を感じられるようになります。
付属CDと楽譜を使って、目と耳で確認
付属のCDに音源がついていますので、、音で確認できるのもポイント。楽譜を見て、打ち込んで、耳で確認してを繰り返すことで、譜面には書けないノートの長さや奏法などを打ち込みにはねいさせることができるからです。
かっこいいギターバッキングを自分のものに
最近はギターバッキングを自動生成してくれるソフトが増えていますが、自分の知識としてどのようなパターンがあるのか知っておくのは大切なことだと思います。特に和音でくるバッキングは耳コピが難しいので、なかなか自分のものにできないもの。そういう時にこういうセッション系の本は役に立つと思います。ぜひ一度読んで見てはいかがでしょうか。