小室さんがマイレボリューションで、なんだこ転調!をやって以来、Jpopでも積極的に転調が取り入れました。転調はパッと場面転換させることができますからね。
「リハーモナイズテクニック50」というこの著者の本がよかったので買ったのが「転調テクニック50」。こちらは特化した本で面白いので、ご紹介したいと思います。
簡単でわかりやすい転調からスタート
三度上とか、平行調の転調からスタートして徐々に難しい転調理論に展開していきます。正直言うとこの本は少し難しいです。基礎理論をある程度習得した上で読まないとわからないことがいっぱいです。
使い所がわかる解説
大サビ前でとかこんな雰囲気になりますという解説があるので、自分の曲でマンネリだなというところに当てはめてみてもいいと思います。ただこれ使えるのかというものもあるので、自分でいいとこ取りしていく必要があると思います。
CD付きでオーディオとMIDIデータ付属
付属のCDにオーディオデータやMIDIデータがついてますので、耳でも転調のコード進行を確認できるし、MIDIデータをDAWに貼って作曲に利用することもできます。
ただ有名曲の実例みたいなのをどこかにキャプションでくれれば、もう少しイメージしやすいのかなと思いました。転調のコード進行だけ聞いてると、繋がりはいいんですが、どこで使うんだというものも多かったので。
転調方法のリファレンスに
ちょっと特殊な本なので読む人を選ぶとは思うのですが、これだけ転調方法ばかり集めた本も珍しいです。作曲としては中級者以上の人でないと使いこなせないかなと思いますので、基礎の理論を勉強して、そのあと転調を使いこなしたい!という方がいれば、読む価値も出てくると思います。