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waves「Goldバンドル」全エフェクトレビュー!

Wavesのバンドルは何を買おうかな?と考えた時に、昔はGold一択でしたが、最近はGold以上のバンドルも激安価格になってきたので、そちらを選ぶ人も増えているそうです。しかしまだまだ人気のプラグインバンドルですよ。
今日はこのGoldバンドルをご紹介したいと思います。

目次

Waves「Gold」バンドルとは

Wavesbandlezu

WavesのGoldバンドルはSilverの次に安いバンドルです。
現在は約1万円ほどの価格で販売されています。昔は上位バンドルが10万を超える高額だったため、多くのアマチュアがこのGoldを買ってミックスをしていました。Silverバンドルのデジタルらしい使いやすいプラグインにプラスして、アナログ機材をモデリングしたエフェクトや、アンプシミュレーター、ピッチ修正ソフトなどが付属して、よりミックスの質感を上げることができるプラグインが豊富に入っています。
このページではGoldからバンドルに含まれるプラグインをご紹介しています。


“参考記事”
“Wavesバンドルのセール情報や選び方はこちら”


音質調整をひとつのプラグインで「AudioTrack」

Audiotrack

4バンドのEQやコンプレッサー、ノイズゲートをひとつにしたチャンネルストリップです。
音楽で使うというよりは動画制作の際にナレーションの調整なんかで使用していました。Wavesらしく簡単に使えて質感もよく、負荷も少ないので非常に使いやすいです。
音質調整をサクッとしてしまいたい時に、非常に重宝するプラグインです。

バランスの調整に最適「C4 Multiband Compressor」

C4 multiband compressor

帯域ごとにコンプレッションをかけられるエフェクトです。
低域だけやちょっと出過ぎた音を抑えたいときなど、EQだけでは難しいバランス調整が簡単にできてしまうプラグイン。ノイズを除去するエキスパンダーとしても使えたり、少しEQのように持ち上げて使うこともできるので、最終のバランス調整で使いやすいプラグインです。

ドップラー効果を再現できる「Doppler」

Doppler

救急車が目の前を通り過ぎるとサイレンの音程が変わりますよね。そんなドップラー効果と呼ばれる音の特性を再現できるのがDopplerです。
移動するスピード、位置などをコントロールできるので、左右に移動するような音につけるとよりパンニングの動きを聞いている人に感じさせることができます。
頻繁に使うものではないですが、効果音などで必要な時に重宝するプラグインだと思います。

プロのドラムミックスを再現「Eddie Kramer Drum Channel」

Eddie kramer drum channel

プロのエンジニアの技を簡単に再現できるSignatureシリーズのドラム専用プラグインです。ビートルズやレッドツェッペリンなどを手掛けた伝説のエンジニアさんのプラグインですね。
シンプルなロック・ポップに合う感じのドラムミックスをさらっと作り込むことができます。このシリーズはJJPなど他のプラグインを使うことが多いのですが、今度、簡単なギターポップな曲を作る時に使ってみようと思います。

リアルなエレピ音源「Electric Grand 80 Piano」

Electric grand 80 piano

YAMAHAのエレピCP80を再現した音源です。
エフェクトではありません。かなり新し目の音源でバージョンアップで追加されたものです。今回のブログで初めて使ってみましたが、音もよくプリセットも豊富。使い方もわかりやすいので、今度、機会があれば曲作りで使ってみようと思います。

サクッと使えるフィルター「Emo F2 Filter」

Emo f2 filter

Liveシーンで使うことを想定したemoシリーズのシンプルなハイパス・ローパスフィルターです。
軽いし、質感もいい。簡単に使えるだけでなく、左右のチャンネル別々にEQを調整できるという面白いポイントも。エレクトロ系などで使ってみると面白いです。

テスト信号を鳴らせる「Emo Generator」

Emo generator

ノイズやあらゆる音域のテスト信号を発信できるプラグインです。
音楽制作で使うというよりは、スピーカーや機材の調整などで使うものですね。宅録ではあまり出番はないと思いますが、新しいモニタースピーカーを導入した時にセッティングのテストで使ってみるといいでしょう。

シンプルなEQ「Emo Q4 Equalizer」

Emo q4 equalizer

Emoシリーズの4バンドのEQです。
F2フィルターと同じく、ライブシーンでの使用を前提としているため、軽くて使いやすいです。DTM用途としては他のEQも使えるので、あえて使う必要もないかなと思いました。

シンセギターも生ギターの音に「GTR3 Tool Rack」

Gtr3 tool rack 1

ギター・ベースアンプシミュレーターです。
アンプ、足回りのストンプ、チューナーに分かれていて、それぞれ独立して立ち上げることができます。僕はギターリストでもないし、主に使うのはNiのGuitar Rigなため、今回はじめて使ってみました。
動作が軽いわりにちゃんと音作りができるのがWavesらしいなと思います。またテンポにリンクしてエフェクトをコントロールできるデジタルらしい優位点もありますね。
Goldを買うとついてくるので、他にアンプシミュレーターをお持ちではない方はぜひ使ってみてください。

有名なギターアンプをモデリングした「GTR3 Amp」

Gtr3 amp clean

GTR3のアンプ部分が独立したものです。30種類のギターアンプと7種類のベースアンプ。23種類のキャビネットを組み回せて使います。有名どころのアンプは一通り入っているという印象で、質感は十分だと思いました。

エフェクトを並べて楽しい「GTR3 Stomps」

Gtr3 stomps 1

26種類のエフェクトをストンプ形式で組み合わせて使えるようになっています。定番のエフェクトは網羅してありますので、ギターの音作りはこれで十分できると思います。

針の表示で見やすい「GTR3 Tuner」

Gtr3 tuner

チューナーです。まあ普通です。

デジアナ融合「H Comp Hybrid Compressor」

H comp hybrid compressor

デジタルらしい使いやすさとアナログらしい特性を両立したWavesの定番コンプレッサーです。
単純に潰すだけではなく、アタック感やノリを調整したり、原音とのミックス具合を調整できるパラレルコンプレッションができたり、またテンポに合わせて調整できたりと、かなり多機能です。
最近はモデリング系が人気な傾向がありますが、いまだに多くの人が使っているプラグインです。

多機能なディレイ「H Delay Hybrid Delay」

H delay hybrid delay

こちらもデジタル的な操作のしやすさとアナログらしい特性を両立した人気のディレイです。
エコーやピンポンまで幅広いエフェクト効果を生み出すことができるので、様々なシーンで活躍するディレイです。

モジュレーション系エフェクト「Metaflanger」

Metaflanger

フランジャーやコーラスなどを作れるモジュレーション系のエフェクトです。
このタイプはシンセ内蔵のものや別のプラグインを使っているので今回初めて使いました。古いWavesにしてはプリセットが充実していてアナログ機材をエミュレートしたプリセットなどが入っていました。

潰すと持ち上げるを1つのプラグインで「MV2」

Mv2

コンプのように潰すだけでなく、小さい音を持ち上げて音量のバランスを揃えられるプラグインがMV2です。
コンプと比べると非常にナチュラルに音量を調整できるのでミックスの時は必ず使っています。非常に使い方も簡単なのでぜひ購入したら使ってください。

音の広がりを帯域ごとに調整「PS22」

Ps22 stereo maker

帯域ごとにステレオ感を調整できるプラグインです。
低域を絞りたい、高域だけ左右に広げたいなど、特定の帯域を狙ってステレオ感を調整できるので、ミックス時の最終調整や、パッドなどの空間表現が重要な音に使うと効果的なプラグインです。

使いやすくて質がいい「Renaissance Reverb」

Renaissance reverb light

コントロールしやすいRenaissanceシリーズのリバーブです。
ホール、ルーム、プレートなど設定を選んで微調整するだけで自分が作りたい空間演出を作り出すことができます。アナログ系モデリングのリバーブの方が質感がいいんですが、使いやすさやリバーブの特性などを学ぶには最適なプラグインだと思います。
初心者時代にとても重宝していたプラグインです。

かかり具合が見て分かる「sibilance」

Sibilance

最新のディエッサーです。
先日、ボーカルミックスで使ってみたのですが、ノブを回して調整するだけ使えるし、効果も視覚的でわかりやすいので初心者の人でも安心して使えるプラグインです。

ピッチやフォルマントを変えられる「Ultrapitch」

Ultrapitch

6ボイスまで対応できるピッチ、フォルマント系のエフェクトです。
ハモリが簡単に作れたりもできるんですが、曲のキーやコード進行が指定できるわけではないので部分的に使うまたは、微調整しながら使うと面白いプラグインだと思います。
個人的にはCubaseのVariAudioを使いこなすことに注力しているので、使わないエフェクトです。

Neveのコンプを再現「V Comp」

V comp

Neveのビンテージ機材をエミュレートしたVシリーズのコンプレッサーです。
元は2254で、デジタル系で音を調整したあと、2段目のコンプとして味付け用として使うとメリハリのある音になるので、よく使っていました。
最近は他のプラグインを使うことも多いので、久々に戻ってきてもいいかなと思っています。

Neveのビンテージサウンドを手に「V EQ3」

V eq3

Neveの1073と1066を再現したEQプラグインです。
基本的なEQはデジタルの方がやりやすいんですが、ビンテージサウンドが欲しい時に2段目のEQとしてピンポイントで使うと効果的です。最近はUADを使うことが多いので出番は減りましたが、かなり好きな味付け用のプラグインです。

Neveの味わいをピンポイントで「V EQ4」

V eq4

Neveの1081再現したEQプラグインです。
アナログな味付け用としてポイントを持ち上げる感じで使うことが多いです。最近はUADの方を多く使うんですがDSPを使い切るとこちらに戻ってきて使用していますね。個人的には好きなEQです。

埋もれた音を持ち上げる「Vitamin」

Vitamin

エンハンサー、コンプ、サーチュレーターなどを組み合わせたプラグインです
。例えばちょっと音が埋もれちゃったなというトラックにこれを挿しして、持ち上げて効果の上がりそうな帯域をナチュラルに持ち上げることができます。最初から入れるというよりは、ミックスの仕上げで入れていくといいプラグインだと思います。
WavesだとRenaissance Bassが同じような働きをするプラグインなんですが、こちらはBass以外にもVocalからシンセ、あらゆる楽器に使えるので面白いです。個人的にはエレクトロ系で使うことが多いプラグインです。

見やすいメータプラグイン「VU Meter」

Vu meter

針が振れるアナログテイストなメーターです。レベルの調整する時に見やすいという人もいますが、僕はあまり使いません。

簡単なピッチ修正に使える「Waves Tune lT」

Wavetune lt

Wavesのピッチ修正ソフトWave Tuneの簡易版です。
ピッチの微修正程度ならこれで十分対応できます。お使いのDAWにピッチ修正プラグインが入ってない方は使ってもいいと思います。僕の場合はCubaseにVari Audioという強力なピッチ修正ソフトがついているので、こちらはあまり使いません。

ミックス初心者のレベルアップに最適

使いやすいプラグインからアナログ・ヴィンテージテイストを付加できるプラグインまであるGoldバンドル。久々に使ったものも多いですが、初心者の人が使い方を覚えながら使えるプラグインが多いと思います。
価格も安くなっていますので、機会があればぜひ手に入れてみてください。


“参考記事”
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