最近はWavesの価格暴落が激しいですが、人気のプラグイン、例えばVocal Riderなんかは高いバンドルにしか入ってなかったりします。
そんな中で一部の人からは簡単で使いやすいという評判のプラグインシリーズが「One knob」シリーズです。回すだけで効果が得られるので、軽いラフミックスに使ったり、EDMっぽい曲で音色変化に使ったりと非常に便利です。
今日は、このone Knobシリーズをご紹介します。
目次
One Knobシリーズとは
今はオールドな機材をモデリングしたものやAIで自動プラグインなんかが流行ってましたが、一時期、一つのプラグインを放り込んでおけばこれでOK的なプラグインが流行った時期があります。
他のメーカーのものが有名だったんですが、wavesから出てきたプラグインがOne konbsにシリーズ。名前の通り、いじれるのはほぼノブひとつのみ。効果も単一効果ですから非常に使いやすく、操作も簡単です。
細かなセッティングとかにこだわらない時はこれほど便利なものはありません。またオートメーションを使って動かすときも非常に簡単です。あと動作が軽いです。
それでは、このシリーズに含まれるプラグインを一つずつ紹介していきたいと思います。
One knob Pumper
Wavesのブラックフライデーのおまけで無料で配られたものですが、非常に使いやすくてプロでも使うことがあるそうです。
これはサイドチェインのワウワウの効果を簡単に出せるものです。ただ複雑なリズムには対応しませんので、4分のキックに反応するサイドチェイン を作るの面倒だ!と思う時などに使います。もう少し動きをいろいろ出したい時は、kickstartという別のプラグインを使うこともあります。
詳しくは参考記事をご覧ください。
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“簡単サイドチェインプラグイン比較”
One knob Filter
EDMなどのビルドアップなどに使うと効果的なフィルタープラグインです。
そこそこ効くし回すだけの簡単操作なのでオートメーションの書き込みも簡単です。最近はシンセのフィルターを開いたり閉じたりすると後で調整が面倒なので、最近はフィルター処理をほぼプラグインでやってます。簡単でおすすめです。
One Knob Brighter
広域をブーストして音抜けをよくキレよくしてくれるプラグインです。
トレブルブースターというタイプらしくギターなどをする人にはお馴染みのものらしいのですが、僕はよくわかりません。とはいえ、なんかこれ抜けが悪いなとか、もうちょっと高域でないかなという時に挿すと効果が出ます。EQで処理とか面倒な時に役立ちます。
One knob Phatter
逆にキックが弱いなとか、もう少しベース音を太くできないかなと思った時に挿すと効果が出るプラグインです。
EQでローを上げたような効果ですね。EQ処理めんどくさいなという時に、サクッとさして、曲作りに専念という時に最適です。
One knob Pressure
コンプレッサーの系のプラグインです。
コンプの使い方がわからん!という方にはおすすめです。回すだけですから。ただコンプはいろいろ種類があるので、ちょっと頑張って勉強して使い方を覚えた方がサウンドが豊かになります。と書いておきながら僕もコンプはよく理解できていないことも多いですが・・・正直、あんまり使ってません。
One knob Driver
歪み系のエフェクトです。オーバードライブ的な感じからディストーション的なエグい感じまで出せます。
ペダルエフェクターにインスパイヤされたアナログ系エフェクトと書かれていますが、ギターリストではないのでよくわからないところがあります。エレピとかにかけるといい感じでしたし、実戦で使ったことはないですがボーカルとか他の楽器に使っても面白かったです。
One Knob Louder
簡単に言うとマキシマイザーです。
この楽器、音の立ちが悪いなと言う時に放り込んで回します。あとはミックスの時にもうちょっと音圧欲しいなという時にプラスアルファするといいと書いているのを見たことがありますが、マスタリング時は別のマキシマイザーを使うので僕は使いません。
ただ回すだけで音圧が上がるので非常に使いやすいんですが、一発であげようとするといろいろ問題が起きるので、ミックスやマスタリングでは少しずつ上げていくほうがいいと思います。
One Knob Wetter
リバーブ系のプラグインです。
ウエットな音になるし、回すだけでリバーブ感を調整できるので、管楽器や弦楽器など空間系がないとキレイな音にならない時に僕は使います。音作り系のプラグインかなと。本格的な空間を作る時はちゃんとしたリバーブを使ったほうがいいです。
曲作り音作りの段階で使うと便利
本格的なミックスで使うよりも、曲を作っているときや音作りをしているとき使うと効果的なプラグインだと僕は思ってます。あとはEDMなどシンセを使った音楽なんかである程度の効果があればいいと考えている人には最適です。
個人的にはPumperとFileter、BrighterやPhatterをよく使います。非常に簡単で思い通りの音作りに近づけるので、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
Oneknobシリーズの買い方
ここではOneknobシリーズの買い方についてご紹介します。バンドルと単品購入できるサイトも併せてご紹介します。
バンドルで欲しい方はHorizon
Oneknobシリーズがすべて入っているバンドルはHorizon以上になります。
現在はかなり価格が安くなってきていて3万円前半の価格帯が主流ですので、思い切って手に入れるのも手だと思います。
このバンドルは、いろんなサイトで売ってますので、価格だけでなく、自分が集めているポイントも考慮に入れて選んでください。
Oneknobのみのバンドル
Oneknobシリーズがすべて入ったバンドルです。価格は8,000円前後が相場のようですので、比較的手が出しやすいと思います。僕はWavessのバンドルがかなり高い時期にこれを買いました。
Oneknob単品
単品で購入したい場合はRock oNが日本語で購入できるのでおすすめです。
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