kompleteの音源を、少しずつですがご紹介していきたいと思います。今回は、僕のお気に入りカッディングギター音源「Funky Guitarist」。Kompleteを持っていても結構使っている人が少ないとは思うのですが、ギターリストに弾いてもらうより・・・な音源なので、おすすめです。 音源の特徴 名前からしてそうなのですが、ファンキーな曲に合うカッティングギター音源です。かなりグルーブが出てくるので、音楽ジャンルが限られるのですが、うまくハマれば最高にいい音源です。僕は、ボカロの曲で2回使いました。ちなみにギターソロはできません。
ソフトの構造
アルペジオのようなジャンル分けされたカッティングパターン集が真ん中に出ます。自作のものをユーザーパターンで保存することも可能です。そして左のコード、右のグルーブをキースイッチで切り替えて曲に当てはめていきます。まずは真ん中でほしいギターのカッティングパターン集を探しましょう。そして画面最下部にあるタブで、ひとつずつ音源を調整していきます。
コードの設定
曲のコード進行がある程度決まったら、まず必要なコードを選びます。画面中央、真ん中ブロックの上にあるタブでMapを選択。右ブロックでコードを指定すると、真ん中ブロックでそのコードで使用できるギターのポジショニングを表示することができます。トップの音、フレット、使用する弦の数などがでますので、それを見ながら選んでもいいのですが、ダブルクリックすると音が出ますので、耳で確認してから選択したほうがいいでしょう。使うコードが決まったら、左ブロック上の鉛筆マークをクリックし、マッピングしたいキーをクリックすると、割り当てられます。
グルーブの設定
ここでは右ブロックに注目です。白鍵部分がギターカッティングのパターンで、キーを変えるとそのパターンに変更できます。そして黒鍵部分がそのパターンにアレンジを加えられるもので、少しオリジナリティを加えたり、ためたり、キメ等にも対応できるようになります。違うグルーブを真ん中のブロックから選んで、キーに割り当てることもできます。 またオリジナルのカッティングパターンも作成できます。見えにくいのですが、音源の大きなタイトルから右に目線をずらし、端まで行くとeditという文字が見えると思います。そこをクリックすると下記のような画面が出てきて、オリジナルのカッティングパターンが設定可能です。
FXの設定
KompleteにはGuitar Rigというアンプシミューレータがついているため、僕はここを全てオフにしていますが、エフェクトやギターアンプ、キャビネット、エフェクトなどを選び、この音源内だけで調整することもできます。
試作してみました
打ち込んだMIDIデータ画面です。一番下で伸ばしているのがコードを指定したキースイッチです。音は伸ばさなくていいのですが、分かりやすく表示するために伸ばしました。次に、C2の頭にひとつだけノートがあると思います。これがグルーブで、今回はひとつしか使っていません。そして画面右上の方に細かく打ち込んでいるのが、先ほどグルーブの設定でご紹介した黒鍵部分になります。 サクッと30分ほどで作ったので詰めきれてませんが、下記が参考音源です。2回同じコード進行を繰り返しています。1回目がオリジナルパターン、2回目が黒鍵を入れて演奏したパターンになります。
【まずはギターのみ】
【ドラムやベースを入れると】
いかがだったでしょうか。面白い音源ですので、ぜひkompleteをお買い求めの際は、お使いください。ちなみに、ぼくはこの音源ほしさに、komplte Ultimateにアップしました。 長い記事でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。 はじめて音源解説したのですが、文章にするのは難しいですね。アドバイスや感想等いただけいるとうれしいです。
下記は、この音源を使用した僕の曲です。