このブログを読んでいる人は仕事や学業にはげみながらも、音楽やイラストの創作をつづけている人たちがほとんどだと思います。もう仕事なんてやめて、趣味に没頭したい!趣味を仕事にしたい!と考えてしまうときってありますよね。
そういうときに読んでほしいのが、この『オリジナルワンな生き方』です。
ポイント① 働きながらアーティストにもなった人の本
作者はヒュー・マクラウドさん、アメリカのコピーライターで、名刺の裏に書いていたイラストと一言ワードをブログで公開して人気になった方です。(このサイトです→ https://gapingvoid.com/blog/ )
まあ広告業界で長く働くと、忙しいけど楽しくない、という日々がつづくことがよくあります。そんな時はプライベートで自分の好きなものをつくるんですが、この方はそういうなんとなく創ってたものをネットで発表し、新しいアートとして認められて成功した人。その他にもコンサルや企業経営にも関わっている面白い人です。
この人の教訓が40個ほどあり、どれも説得力がありるんですよ。
ポイント② 理想論は書かれていない
「仕事はやめるな!」「貧乏は失敗のもと」「お金かアートかで悩むのはムダ」などなど、ちゃんとお金や生活とクリエイティブのバランスをとるようにすすめています。
また「ものを売ることは意外とむつかしい」「趣味を仕事にするのはご用心」「どんな選択をしても悩みはある」といった現実をはっきり突きつけるテーマでも書かれています。
ポイント③ けれど希望が持てる
自分が思っているほど注目もされていない。そんな無名な時代にこそ、どんどんチャレンジしよう。ブログなりを通して自分の作品を世の中に発信していこう!ということが書かれています。
スゴイ才能がいるとか、ありあまる時間や若さがいるということではないんです。当たり前の暮らしの中で、自分の理想を追い求めることもできるんだな、と毎回読み返すたびに思います。
クリエイティブに人生を全フリする前
クリエイティブに生きるためには、パンを食べる仕事も大切、夢を見る仕事も大切。そして目指していたものが叶わないことも多く、偶然が重なることで必ず面白いことが起きます。
この人ほど当たったものを僕は作っていませんが、死ぬまでにはなんか当たればいいのにな!と思いつつ、仕事と楽しい創作物の日々を送ることにしています。
この本は、仕事とクリエイティブな生き方で悩んでいる方の選択肢のひとつになると思います。 ぜひ一度、お読みください。