今日は先日上げたSummerlifeで使用したエフェクトプラグインのご紹介です。
今回はシンプルな曲だったこと、また前回の春恋華憐でよかったプラグインを使用したので、比較的短時間ですみました。あえていうなら、wavesをグレードアップしたときについてきたエフェクトを少しプラスしたくらいです。
まずはお聞きください
曲は、ドラムとベースの左右をピアノとギターが抑えて、最前列にボーカルとコーラス、ちょい後ろにソプラノサックスという構成です。楽器数も少ないので、比較的ミックスしやすい曲になりました。
VocalとSax
ボーカルの処理は簡単プラグインで済ませました。もうこれが楽だしいいか!って思ってます。
サックスも人間の声に近いと言われているソプラノなので、女性ボーカルと同じくらいの感じでVocalプラグインで処理しています。
メインは「JJP Vocal」
Vocalの音作りはWavesのJJP Vocalを使いました。
スライダーいじってノブを回すだけなので、プリセットだけでなく、今回はかなりいろいろいじったと思います。個人的には不満はないです。
ただEZmixもテストはしていて、そっちでも良かったんですが、まあ今回はこれだけ使いました。
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“Waves_JJPレビュー”
ディエッサー「Sibilance」
ボーカロイドなんですが、頭の音が気になる部分があるのでディエッサーを挟みました。
今回はWavesのSibilanceです。使い方も簡単で視覚的にかかり具合も確認できるでいいプラグインだなと思いました。人間のボーカリストでも試してみたいなと思っています。サックスにも入れてみたんですが、ピーキーな部分が取れてマイルドになりました。
生のサックス奏者でも使ってみたんですが、いい感じだったので、サックスミックスではもう一回使ってみようかなと思っています。
Vocal doubler
今回もサブのトラックを作って、そこにiZotopeのダブラーをかまして薄くかけています。
サックスでも挑戦していて感じ良かったので、別の人の生サックスでも使用してみました。使い方簡単な上にタダなのでおすすめです。
Vocal Rider
Vocalといえば必ず使うボーカルライダーです。
これで基本的なオートメーションを書いて、あとは自分の耳で聴きながら調整しました。サックスにも使えたので、意外に汎用性高いなですね。ただサックスは結構こだわってオートメーションを追加しています。
MV2
ちょびっとだけMV2を使っていたところがありました。下の方を持ち上げるために若干かけた感じです。
Guitar
ギターに関しては2つだけです。アンシュミと調整用の簡単プラグインですね。
Guitar Rig 6
Wavesのプラグインを使おうかなと思ったんですが、使い慣れたこちらにしました。Jazz系のクリーンな音作りですね。
JJP Guitar
音の処理はJJP Guitarを使いました。クリーン系のギター処理がさくっとできるので、かなり便利です。今まではEZmixを使っていたんですが、しばらくこっちを使おうと思います。
Piano
ピアノに関しては、ひとつしか使ってません。
JJP Strings & keys
使ったのはここでもJJPですね。こいつの使い方がかなりわかってきたので、簡単に調整できるようになりました。EQで少しHiを上げてブライトな感じにしたと思います。
Bass
ベースも音源がすでにアンプを通した音になっていたので、ひとつだけ突っ込んだだけです。
JJP Bass
ここにもJJPのプラグインを使いました。このプラグイン、汎用性がすごく高いなと思っています。音作りも狙ったところにハマるし。正直ミックスが苦手だったんですが、これで解消されました。
Drums
ドラム音源自体である程度ミックスして音作りしてあるのですが、一応プラグインを使いました。
JJP Drums
太鼓系の処理はこちらを使いました。レシオがどっちゃとか考えなくていいのがいいです。さくっと上げたい曲には使いたいと思います。
JJP Cymb & Perc
金物系はこちらを使いました。音を聞きながらいろいろいじっても、破綻しないし、狙いを定めて使うことができるのがいいです。
バスコンプ CL1B
少しドラム系をまとめるためにコンプとをさしました。極端に変化するタイプのコンプではないのと、僕が好きだから使ってます。
リバーブ
リバーブはプレート系を2つと汎用性のあるものをひとつ、UADから選んで、数トラックに分けて使いました。
EMT250
こちらを主にボーカルやサックスに使いました。メインどころが映えるように使っています。
EMT140
こちらは楽器系に使用しました。ちょっと明るめになる調整をしたと思いますが、数値は覚えてません。
Dream Verb
こちらはホール系、ルーム系で使いました。距離感調整とまとまりを出すために使いました。
マスタリング
マスタリングはMS処理できるようにMidとSideを分けて、書き出して行いました。
S1 MS matrix
こちらマスタリング用にmidとsideに分けてくれるプラグインで、アウトプットにかけて使用します。
API
MidとSidそれぞれのチャンネルにAPIのチャンネルストリップを入れました。通した質感がいいし、使い方もざっくり調整なので、簡単でいいです。
Ozone8
最終段はいろいろ使ってたんですが、今回はOzoneだけにしました。
楽器が少なくて全体的な処理がうまくいったので、Ozoneのプリセットから気に入ったものを選び、そこから微調整をかけました。
音圧もOzoneだけで動画用まで上げましたが破綻しなかったので、この方法で次もやってみようかなと思います。
今回は処理もシンプルに
これが正解とは思っていないのですが、とりあえずスピーディに効率よく全体の処理をできたのは良かったです。最近、いろんなプラグインがあり、いろんな処理の方法がありますよね。とはいえ、基本はEQ、コンプだと思っているので、その辺りの設定をひとまとめでできるJJPはかなり便利だなと思っています。
次の曲はエレクトロ系の曲なので、少し違う処理をする予定ですが、同じになるかもしれません。ミックスは苦手なので、でいい本があったら教えてください。