Cubase DTM & Music

Cubase11、おすすめポイントや買い方!選び方!セールなどをご紹介!

Cubaseを使いたいだけど、どうやって買えばいいの?という人は多いと思います。昔は10万以上していたDAWも最近はかなり価格破壊が進んで安くなりました。
そこで今日は僕が使っているCubaseのおすすめポイントや、買い方、セールなどを、ご紹介したいと思います。

Cubaseと開発会社Steinbergとは

CubaseはドイツのSteinberg社が開発したDAW(Difital Audio Workstation)です。
初期はシーケンサー(打ち込み機能)ソフトに近かったですが、様々な革新的技術を先進的に取り入れていき、現在のDAWの元祖のようなソフトです。
開発元のSteinberg社は、業界標準となるプラットフォーム技術を生み出したことでも有名です。音源やエフェクトをPCやMacで動かせるようにした「VST規格」(Virtual Studio Technology)や、オーディオインターフェイスなどのハードとPCの連携を高めた「ASIO」(Audio Stream In and Out)など、現在の音楽シーンに欠かせない中核技術を開発。音楽のデジタル化に貢献した技術を多く持つ会社です。
現在はYAMAHAの子会社になっています。

Cubase、5つのおすすめポイント

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まず最初に他のDAWに比べてCubaseが優っている点を5つにまとめました。このうち、どれかひとつでも魅力的だなと思ったら、購入してもいいと思います。

①困った時に助けてもらえる「ユーザー数No.1」

DTMをはじめようとすると必ず音が出ない、接続できない、などのトラブルに出会います。僕は過去にDTMを諦めたことがあったのですが、その理由は作曲以前にソフトやオーディオインターフェイスの動作が安定しなかったことが原因でした。
DTMに再チャレンジする時、ソフト選びや機材選びをTwitterで多くの方々から意見をもらいながらすすめたんですが、Cubaseユーザーの人たちはとても親切でトラブルにも親身になってアドバイスをくれたので心強かったです。
トラブルが起きた時に助けてもらえる人たちが多く、知見もネット上にあふれていますので、初心者の人も安心してDTMをはじめられるソフトだと思います。

②トラブルが少ない「ハードとの相性のよさ」

DTMをやっていると必ず起こる音が出ない!というトラブル。Cubaseの場合は比較的少なく、もしトラブルが起きてもすぐに対処することができます。
例えばオーディオインターフェイス。ASIOの開発元であるだけでなく、YAMAHAがオーディオインターフェイスの開発をしていることもあり、Steinberg社製のハードはCubaseとの相性がよく、トラブルが少ないです。
またトラブルが起きた際も、ユーザー数が多いので、必ず対処方法が見つかります。安心して導入できるのも、Cubaseのいいところです。

③フリーも含めて豊富にある「音源・エフェクト」

Cubaseなどで採用されているVST規格の音源やエフェクトはかなり数が多いです。特にフリーのものが豊富にあり、初心者の人には初期はかなり嬉しいと思います。
またトラブル等も少ないため、ストレスなく使えるのもの魅力です。

④あらゆるジャンルの作曲に役立つ「豊富な機能」

Cubaseには使い切れないくらいの大量の機能があります。
例えば、使いやすいピッチ修正機能やサンプラー機能などを標準で搭載しているのはもちろん、コード進行をアシストしてくれる機能など、作曲をサポートしてくれる機能も充実。
J-Popからロック、Jazz、オーケストラ、EDMなどあらゆるジャンルの作曲に素早く対応できるのが魅力です。

⑤乗り換えも可能な「Mac・Win両対応」

ノートはMacを、デスクトップはWindowsといった使い分けをしている人に嬉しいのが、Mac、Windows両対応。
OSに関係なく同じソフトが使えるのはもちろん、マシーンがトラブルを起こした時も代替機を用意しやすいです。
僕自身はMacで運用していますが、一時期、仕事でWindowsを持ち歩かないといけない時期があり、非常に助かりました。

欠点でもあり、利点でもあるドングル

Cubaseはアクティベーション関連が非常に厳しくて、作曲で使えるProやArtist(後で各グレードについて解説します)といったグレードのものでは「ドングル」と言われるUSBライセンスキーが必要になります。
これがMacやPCに挿さっていないとCubaseは起動できないし、破損や紛失すると再取得に時間がかかったりするので管理には気をつけないといけません。
ただ、このドングルさえ挿さっていれば、CubaseがインストールされたどのMacやPCでも使用できるというメリットもあります。今後、ドングルはなくなるという話もあるのですが、現状では必要ですのでこの点を忘れないようにしてください。

Cubaseのセール時期、夏前にある

Cubaseのセール時期なんですがここ最近は7月にやることが多いです。
Cubase Artistを買うと最上位のCubase Proに無料でアップグレードできるキャンペーンで、実質Cubase pro 11のセールになります。ただキャンペーン期間中に購入しても対象にならず、アクティベーションすることが求められますので、セール期間に買う人は早め早めに対応してください。

ただセール時期を待っている間に作曲熱が下がってしまう場合もあります。十分に気をつけてください。

Cubaseのグレード解説

現在販売中のCubase11には、最高ランクのProからICレコーダに付属するLEまで全部で5つのグレードがあります。
①Cubase Pro
②Cubase Artist
③Cubase elements
④Cubase AI
⑤Cubase LE
ここからは、それぞれのグレードについて詳しく解説していきます。

グレードを選ぶ時に気をつけて欲しいのは、音源やエフェクトの数で選ばないことです。
なぜなら音源やエフェクトはDTMを続けていくと必ず付属品以外の物を使う頻度が増えてくるからです。
そこで僕は、機能やトラック数の制限がどのくらいあるかで選ぶことをおすすめしています。

作曲からミキシングまでするなら「Cubase Pro 11」

Cubase11のフラッグシップグレードがProです。
作曲に便利な機能やミキシングに必要なエフェクト、ラウドネスメーターまですべてがそろっているので、これがあれば作曲からミキシングまですべてこなせます。
またトラック数は無制限で増やせるので、自分の思い描く音楽をしっかりと作り込むことも。個人的にはいちばんおすすめです。


作曲機能を中心にした「Cubase Artist 11」

作曲に必要な機能に絞って価格を抑えたグレードがArtistです。
トラック数は基本無制限で使えるのですが、ミキシング関連でよく使う機能が省かれていたりします。もし、ミキシングを違うソフトでする人は、こちらを選んでもいいかもしれません。
個人的にはArtistを買うなら、もう少し頑張ってProを買うことをおすすめします。


最安グレード「Cubase Elements 11」

Cubase11の最安グレードがCubase Elements 11です。
トラック数の制限もありますが、基本機能は抑えてありますのである程度の曲作りができるようになっています。
ただ使っていると不満が出てくると思うので、続ける自信のある人はProの購入をおすすめします。またDTM初心者の人は、次でご紹介するAIというグレードをおすすめします。

※Elementから下のグレードではMacやPC側でライセンス登録をするのでドングルがいりません。


オーディオインターフェイスに付属する「Cubase AI」

こちらはSteinberg製のハードなどに無料で付属するCubaseで、実は僕もDTM初心者時代に使っていました。
トラック数の制限も機能制限も上記のElement以上にあるのですが、無料バージョンには珍しく、サードパーティ製の音源やエフェクトを読み込んで使うことができます。
DTM初心者の人はMIDIの打ち込みや録音の練習が肝心。オーディオインターフェイスとCubaseを一度に手に入れられるので、お得だと思います。
Cubase AIで打ち込みをしっかり練習して、慣れてきてからProなどの上位グレードにアップするのがおすすめです。

他社オーディオインターフェイスに付属する「Cubase LE」

こちらはYAMAHA製品やTASCAM製品に付属するCubaseです。
AIよりもトラック数が制限されていますが、最低限の録音や打ち込みができる性能を持っています。
また無料バージョンには珍しく、サードパーティ製の音源やエフェクトを読み込んで使うことができます。
DTM初心者の人は打ち込みや録音の練習が主になると思うので、このソフトで慣れてからグレードアップするという方法がいいと思います。

タイプ別!Cubase おすすめの買い方

それでは作曲など自分のスタイルに合わせて、どのソフトを買ったらいいのか、おすすめを書いていきたいと思います。

学生さんは安いアカデミック版!

Cubaseには安いアカデミック版があります。
対象範囲は普通の幼稚園から大学・専門学校までの学生や先生、教育機関になります。
アカデミック版のいいところは、フル機能のCubaseがが安くで手に入ることなんですが、商用利用での使用は不可なのでご注意ください。
購入時に申込書と身分証明証(小学生の場合は健康保険証でもいいそうです)が必要になります。ネットで購入する場合は、申込書と身分証明書のコピーを、FAXやメール、郵送などで送る必要があり、少し手間と時間がかかります。
※詳しくは販売店にご確認ください。

購入申込書ダウンロード

他のDAWを持っている人はクロスグレード版!

他社製のDAWを使っている人でCubase Proを使いたい人はクロスグレード版がお得です。
申込書と対象のDAWのフルリテール版正規登録ユーザーであることを証明する書類(Webページのコピー、ライセンスカードなど)が必要になります。またネットで購入する場合は必要書類をメールやFAXで販売店に送らないと購入できないので少し手間と時間がかかります。
※詳しくは販売店にご確認ください。

申込書ダウンロード

本格的に作曲するならCubase Pro

本格的に作曲するならCubase Proです。
作曲からミキシングまでなんでもこなせるソフトウェアなので、最初にがんばって買っておくと作業が楽になります。本当に多機能なので、あらゆるジャンルの曲を作れますよ。


初心者の人はSteinberg「UR22C」

打ち込みも録音もしたことないという方は、UR22Cというオーディオインターフェイスを買うのがおすすめです。なぜならCubase AIが付属しますので、基本の録音と打ち込み方法を学びながら制作をしていけるからです。
もし長く続けられるか不安な人は、ここから始めるのがいいでしょう。オーディオインターフェイスはオークションなどで中古品として売ることも可能ですから。


ネット配信もしたい人は「AG03」

こちらはYAMAHAのミキサー型のオーディオインターフェイスで、Cubase LEが付属します。
音量を上げ下げするフェーダーがついているので、放送してる際に素早くミュートできたり、調整できたりするのが魅力。お母さんが突然部屋に乱入してきても、すぐに対処することができますよ。
録音もちゃんとできるので歌い手さんなんかにはこれをおすすめしています。実は僕も一台持っていて使ってます。


自分に合うCubaseを見つけてください

個人的には今からCubaseを買うなら、①Cubase Proを買うか、②Cubaseの簡易版がついているオーディオインターフェイスを買うかという2択かなと思っています。DAWはDTMの中でも一番重要な部分ですので、後悔のない選択をしてください。

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