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作曲、中上級者向けコード進行本 「かっこいいコード進行108」

ジャズでアドリブ演奏をしていると重要になるツーファイブ。テンションコード。サックスで演奏しているときは、このコードが出てきたらこのスケールでアドリブしてとか、代理コードで転調しているように見えるところでツーファイブになっていたら、その調のスケールでアドリブしたりすることが多くあります。けれどいざ自分で作曲をしようとしても意図して取り入れられなかったりしますよね。ちょっとジャズテイストであったり、テンションを使った動きのあるコード進行を学べるのが、この「かっこいいコード進行108」です。今日はこの本について解説していきたいと思います。


著者は篠田元一さん

キーボーディストで専門学校の講師もされています。たまに新作シンセが出るときはデモンストレーションもされているので、鍵盤楽器が好きな方はよくご存知だと思います。お話ししているのを何度か伺いましたが、理論派という印象です。またDTM関連の本も書かれていて、MIDIの打ち込み練習本は、DTM初心者の方には超おすすめです。

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すべて8小節のコード進行

4/4の曲を作る人が大半だと思いますので、だいたい8小節でワンフレーズ作っていくと思います。この本ではそういう使用シーンも考えてあるのか、すべて8小節でコード進行が組まれています。JAZZなコードを使いたいなというときは、そのまま放り込めますが、ある程度、理論を知っておかないと8小節以上が続かないので、使う人を選ぶ本かなと思います。

分数コード、テンションが盛りだくさん

JAZZをやっていた人なら、ある程度理解できるところも多いかと思いますが、ポップスやロックから来た人は、戸惑うことが多いコード進行が多いです。分数コードやテンションが当たり前のように出てきます。通常のコード進行に慣れたら、次の段階を目指したいと考える人が多いです。そういう人たちにとっては、この本は有効です。理論の本だと一瞬ですぎてします高度なコード理論を、実際の曲に使えるコード進行で学べるからです。要は応用がしっかり身につくということだと思います。

DAWに貼りこめるSMFファイル付き

この本にはCDがついていないので、コード進行を耳で確認できないと思う方も多いと思いますが、代わりにSMF(スタンダードMIDIファイル)がついてきます。これはMIDIデータを納めたファイルですので、DAWのタイムラインに貼り付けることですぐに使用できます。また鍵盤用のボイシングがしてありますので、弾いて確かめることができます。テンションを使うと5度の音を引いたりするんですが、そういう使い方については本では書かれていないので、こういうポイントも含めてある程度、学んだ人じゃないと使いこなせないかなと思います。

オシャレなコード進行を使いたい中上級者向け

このブログは基本、作曲初心者や中上級者のために書いているので、この本はある程度、コード理論や作曲を学んだ後に買うといい本だと思います。またJAZZをやったことある人なら、ツーファイブを見つける癖がついていると思いますので、自分の曲にツーファイブを取り入れて、オシャレなコード進行にしたい方には、参考になることも多いと思います。リファレンスとしてはすごく参考になりますが、使いこなすための能力がいるのもこの本の特徴だと思います。コード進行の基礎を身につけているので、応用力を高めたいと思っている人にはオススメです。


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