ソフト音源 & プラグイン

リアルな生ベース音源の選び方!

作曲を始めるときに初心者の人が疎かにしがちなのがベース音源です。音楽のボトムを支える重要なパートで、僕は第二のメロディじゃないかなと思うくらい重要なポイントだと思っているんです。
ドラム系と同じくベース音源もアップグレードすると自分の音楽がより豊かにより魅力的になっていきます。
今回は僕が購入する時に候補に挙げていたベース音源(ひとつは購入しました)と、自分の作曲スタイルとは合わないけど音がすこくいいなと思っている音源を取り上げてご紹介します。

生ベース音源の選びのポイント

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ベース音源は僕が購入候補に上げたもの以外でもたくさんあります。そこでベース音源選びのポイントをいくつかご紹介したいと思います。

音質とこだわり

ベースは微妙なニュアンスでもグルーブを生み出して曲の雰囲気を変えてしまう楽器です。だからこだわる人はとことんこだわります。
同じ音でもどの弦のどこで弾くのかまできっちり指定して音源を鳴らしたいという人もいれば、ベースの詳しい構造はわからないので打ち込めば演奏が完成する音源がいいという人もいるでしょう。
自分はどこまでベースにこだわりたいのか考えておくと選びやすいと思います。

搭載音源の数

ジャズベ、フレットレス、ウッドベースなど、ベースという楽器にはさまざまな種類があり、音質も異なります。ジャズを作りたいのにウッドベースがない!というようなことになると、せっかく買っても意味がないですよね。
だから、必ず自分はどんなベース音がほしいのか。その音を鳴らせるベースが搭載されているのかチェックしておくことが大切です。

打ち込みのしやすさ

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ベース音源にはさまざまなアーティキュレーションが搭載されています。指弾き、ピック弾き、スラップ奏法など、演奏方法も様々。意外にベースって多彩な音で音楽を盛り上げる楽器なんです。
そのアーティキュレーションの切り替え方法が音源によって大きく異なります。
特に今回僕がベース音源を選んだ決め手のひとつが打ち込みのしやすさ。せっかくのいい音も使いこなせないともったいないですからね。

今回セレクトしたベース音源は

ここでご紹介する音源は僕がベース音源を購入する際に候補に上げていた音源です。それぞれの音源の特徴をまとめましたので、ぜひ購入の参考にしてください。

ニュアンス表現に優れた物理モデリング音源「Modo Bass 2」

録音されたデータを使用するサンプリング音源とは違い、リアルタイム処理で音を作り出す物理モデリングのベース音源です。
MODO BASS2になってから楽器が追加され、アコースティックベースを含む22種類のベースを搭載。ポップロックな曲だけでなく、ファンクやジャズなどあらゆる音楽に対応できるラインナップです。
音作りはこだわれるし、アーティキュレーションやニュアンス表現も優秀です。
まだ数は少ないですがフレーズのパターンもついています。
ベースのニュアンスこだわって打ち込みたいという方におすすめです。


ベース音源の老舗「Torilian」

膨大なサンプル容量を持つ大人気ベース音源です。
音は生音そのもので音質的には昔から飛び抜けていました。
搭載されいるベースも大量で60種類以上のエレキベース、333種のシンセベース、さらにウッドベースもあり、マーカスミラーやジョン・パティトゥッチなどのベースレジェンズのライブラリーもあります。
ただ他のベース音源が次々とリニューアルされていますが、完成度が高かったためか、長年バージョンアップされず、アップデートで対応されています。
昔のベース音源選びはTrilian1択でしたが、MODO BASSが出てきてからは、両者で迷う人が多いです。
ベースの音を重視する人、様々なベース音を手元に置いておきたい人はこちらがいいと思います。


サウンドハウスで見る

簡単にリアルなベース打ち込みを再現「EZBass」

僕が買った音源です。
細かな設定はできないですが、打ち込みがしやすく、すぐに作曲をはじめられるベース音源。
鳴らす弦の指定などはできないですが、専用エディタでキースイッチを使うことなく、アーティキュレーションやゴーストノートの打ち込みができて便利です。
またMIDIループを追加することで、自分で打ち込むことが難しいベースパターンも素早く自分の音楽に取り入れることができます。
リアルなベース音を簡単に自分の音楽に取り入れられるベース音源です。
欠点としては、デフォルトで搭載されいてるベースが2種類だけだということ。フレットレスやウッドベースが欲しい場合は追加で購入する必要があります。

“参考記事”
“EZBass_レビュー”


ロック系に特化したベース音源「SR5 Rock Bass 2」

高音質なギター音源で有名な日本のメーカー「Prominy」が開発したベース音源です。
容量は26GBもあり、表現力に優れているのはもちろん、音作りもとことん追い込むことができます。
ロック・メタル系に合うサウンドをが作れるので、いろんなジャンルをつくらない人にはおすすめの音源です。


komplete付属のベース音源は

総合音源バンドル「komplete」に付属するベース音源には、ジャズベース、プレシジョンベース、70年代系のMM Bass、リッケンバッカーなどが搭載されています。
こちらは昔からある音源も多く、音質はそこそこリアルという感じで、細かな設定もできません。
ただNative Instrumentsらしいと思うのは、とてもミックスしやすいく、オケに馴染むこと。打ち込みも簡単で使いやすいです。
ベース特化の音源だけ買うのは・・・という方はこちらも検討してください。Kopmleteのバージョンで入っているベース音源数は違いますので、買う前には要チェックです。

“おすすめの記事”
“Komplete_13_ultimateレビュー②(生楽器・サンプリング音源篇)”


選び方をまとめると

ニュアンスまで徹底的にこだわりたい人は「Modo Bass」、サンプリングのリアル音質ベースが欲しい人は「Trilian」、簡単打ち込みの最新音源が欲しいなら「EZ Bass」、ロック系特化なら「SR」5、ベース音源といっしょに他の音源もほしい人は「komplete」といったところが選択の基準になると思います。自分がどこに当てはまるのか考えてみてください。
あとは自分の制作スタイルに合う音源を選ぶと、より制作活動が楽しくなると思います。ぜひ、あなたの音楽にぴったりの生ベース音源を選んでください。

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