今回は、komplete13 ultimateの生音系のサンプリング音源をまとめてご紹介したいと思います。あまり使ったことがないものも多くありますので、久々にこの記事を書くにあたって使った音源もあります。kompleteは使いどころがわからないものもありますが、漁ってるだけで、いろんなアイディアが出てきますね。作曲が久々に楽しくなりそうです。
目次
- 1 KONTAKT 6
- 2 【NEW】STRADIVARI VIOLIN
- 3 SESSION STRINGS PRO 2
- 4 SESSION HORNS PRO
- 5 【NEW】NOIRE
- 6 【NEW】SESSION GUITARIST – ELECTRIC SUNBURST DELUXE
- 7 【NEW】SESSION GUITARIST – PICKED ACOUSTIC
- 8 SESSION GUITARIST STRUMMED ACOUSTIC
- 9 SESSION GUITARIST STRUMMED ACOUSTIC 2
- 10 SCARBEE FUNK GUITARIST
- 11 【NEW】BUTCH VIG DRUMS
- 12 【NEW】CLOUD SUPPLY
- 13 【NEW】LO-FI GLOW
- 14 【NEW】MODULAR ICONS
- 15 UNA CORDA
- 16 THE GRANDEUR
- 17 THE MAVERICK
- 18 THE GIANT
- 19 THE GENTLEMAN
- 20 ALICIA'S KEYS
- 21 RETRO MACHINES MK2
- 22 VINTAGE ORGANS
- 23 DISCOVERY SERIES: MIDDLE EAST
- 24 DISCOVERY SERIES: BALINESE GAMELAN
- 25 DISCOVERY SERIES: WEST AFRICA
- 26 DISCOVERY SERIES: INDIA
- 27 DISCOVERY SERIES: CUBA
- 28 GEORGE DUKE SOUL TREASURES
- 29 SCARBEE MARK I
- 30 SCARBEE A-200
- 31 SCARBEE CLAVINET/PIANET
- 32 SCARBEE RICKENBACKER BASS
- 33 SCARBEE MM-BASS
- 34 SCARBEE MM-BASS AMPED
- 35 SCARBEE JAY-BASS
- 36 SCARBEE PRE-BASS
- 37 SCARBEE PRE-BASS AMPED
KONTAKT 6
生音系サンプリング音源を動かす業界標準ソフトです。NIの生音系音源はだいたいこのKontakt上で動きます。Komplete Kontrolが出てからはソフトに関係なく様々な音源を共通のインターフェイスで使えるようになりましたが、このkontaktというものをベースに動作しているということを覚えておくと何かと便利です。また他社製の生音系音源もkontaktをベースに開発されていることが多いので、持っておくことをお勧めします。
【NEW】STRADIVARI VIOLIN
NIの分類ではクラッシック・シネティックに分類されていましたが、こちらにも入れました。今回一番よかったかなと思う有名なヴァイオリン「ストラディバリウス」のサンプリング音源です。アーティキュレーションも基本的なものをそろえていて、簡単にキースイッチで切り替えて使えます。さらっと打ち込んだだけでもリアルなので、追い込むと本格的なバイオリンに。komplete Ultimateの上位版は、チェロ、ビオラもあるそうです。
SESSION STRINGS PRO 2
これは僕が愛用しているストリングス音源のバージョンアップ版です。20人ほどの小編成で、歌モノのバックにピッタリです。キースイッチでアティキュレーションを操作できるのはもちろん、アニメーター機能でアルペジオのフレーズをグラフィッカルに見ながら設定できます。ちょっとシンセくさいかなっていう音に感じますが、混ぜるといい感じのストリングスで、音も立ってくるので、おすすめです。
SESSION HORNS PRO
ホーンセクション音源です。ホーンセクションとして歌モノのバックとかで使うと、独特の存在感を出しつつオケに馴染んでくれます。ソロでも演奏できるのですが、ソロで使うよりはホーンセクションで使ってください。
【NEW】NOIRE
使ってるのですが、かなり気に入りました。ニルス・フラムさんというピアニスト&作曲家が使うピアノをサンプリングした音源です。生ピアノとシンセを融合した独特の音楽を作る方なので、本格的なピアノ音がします。プリセットも豊富にあって、クラシカルな音からポップで元気のいい音、あとNIお得意のいつ使うんだこんな音!というエフェクトがかかった音までありますので、様々な使い方ができそうです。
【NEW】SESSION GUITARIST – ELECTRIC SUNBURST DELUXE
エレキギター音源「セッションギターリスト」の進化版。ポイントはソロギター演奏ができるようになったことと、バッキングパターンが増えてアレンジもできるように。高級ギター音源のように複雑ではないので、かなり使いやすいです。。
【NEW】SESSION GUITARIST – PICKED ACOUSTIC
アコーステックギターのピック弾き演奏だけかなと思ったら、ストラム奏法と言って親指でベース、他の指で和音を弾く奏法も入っている音源。最近、Youtubeなどで流行しているVlogなどで使える爽やかな音楽をサクッと作れそうでした。
SESSION GUITARIST STRUMMED ACOUSTIC
こちらはアコギの伴奏音源です。こちらもキースイッチで簡単に伴奏が作れます。このあたりの簡単音源には使い方にコツがあって、キースイッチをうまく切り替えたり、マッピングするリズムパターンをうまく選ぶことで、多様な伴奏ができます。自分のやりたい伴奏を作るというよりは、簡単にコードとリズムを加工できるループ素材と割り切れような使い方ができる人は幸せになれます。
SESSION GUITARIST STRUMMED ACOUSTIC 2
上の音源の第二弾です。オールドな6弦ギターと12弦ギターを録音して作られたそうで、相変わらずNIは、なぜそれを!というようなものをサンプリングして出しますね。特に12弦ギター、使いどころがあるんでしょうか・・・音質はめっちゃいいです。
SCARBEE FUNK GUITARIST
ギターのカッティング音源です。打ち込み方法に癖があってやや使いにくいのですが、自分の思い通りのカッティングパターンをプリセットパターンの組み合わせで作れます。また極めようと思うと、自分でコードのボイシングからカッティング方法まですべて組めてしまうという優れもの。ただ、本当に使いこなしが難しいです。オススメの使い方は、気に入ったプリセットからコード&ボイシングとリズムパターンを選んでいき、キースイッチで切り替えながら打ち込んでいく方法です。詳しくは
過去の記事を。
【NEW】BUTCH VIG DRUMS
PlayシリーズというKontaktで使う簡単音源シリーズ。これは、プロデューサーButch Vigが制作したサウンドを入れたドラム音源です。かなりパンチが効いた音になってるので、ロック系や激しいデジタル系なんかに向いてると思います。エフェクト処理しなくても簡単にいい音が手に入るので、曲作りに集中できます。何かのタイミングで使いたい音源です。
【NEW】CLOUD SUPPLY
これもPlayシリーズの簡単音源。グラミー賞受賞プロデューサー/ライターSnipe Youngの監修を受けて制作された音源で、エレピやシンセなどにエフェクトをガッツリかけて、霧が出たような幻想的な空気感を出す音が多いです。トラップ、トリル、ヒップホップに向いているそうで、トラックメイカー的な作曲をする人には重宝されるんじゃないかなと思いました。
【NEW】LO-FI GLOW
これもPlayシリーズです。レコードやテープからサンプリングしたようなLo-Fiな処理がしてあるアナログ系の音が入っています。キーボード、オルガン、ギター、ベースなどを録音して、エフェクトペダルやテープデッキ、サンプラーなんかを通して音声処理をしたらしいです。ヒップホップとかハウスとかに向いてます。サンプリングの音が好きだけど、自分のイメージをもっと反映させたいという方には最適です。
【NEW】MODULAR ICONS
これもPlayシリーズ。昔、タンスなどと呼ばれていたヴィンテージモジュラーシンセのサンプリング音源。シンセの父ボブ・ムーグの記念財団と共同制作したものだそうです。ムーグだけでなく他メーカーのシンセからもサンプリングしたようで、古い映画で出てくるシンセサイザーって感じの音がします。これもエフェクトバリバリで仕上げてあるので、すぐに使えます。
UNA CORDA
それぞれの鍵盤に一本の弦が貼られたちょっと特殊なピアノのサンプリング音源です。ピアノと考えると物足りないんですが、新しい楽器と考えて、いろんな加工をして使っていくと楽しいかもしれません。
THE GRANDEUR
コンサートピアノのサンプリング音源ですNIには珍しく王道のピアノサウンド。これが出てからピアノはこれを使ってましたが、NOIREが出たのでそっち乗り換える予定です。
THE MAVERICK
1905年にプロイセン王国王子のために制作されたピアノのサンプリング音源です。THE GRANDEURとの使い分けは、好みかなと思います。スタインウェイです、ヤマハですって感じの分け方で音源を作らないのがNIらしいです。
THE GIANT
世界最大のアップライトピアノをサンプリングした変態音源です。これが出た時に、NIのピアノ音源は古く、リニューアルを期待されていたのに、なぜこれにした???という音源でした。Cinematicと書かれている音源を開くと、ピアノなんだけど、いろんなエフェクトがかかったような面白い音がするので、使い方によっては、いい音楽になるんじゃないかなと思います。
THE GENTLEMAN
1908年製のアップライトピアノ音源です。片田舎のBarに置いてあるピアノって感じのファンキーな音がするのかなと思いきや、アップライトらしさを残しつつ、綺麗な音がしてました。個人的には使いどころがないんですが、シチュエーションによっては、欲しいかなという音源です。
ALICIA'S KEYS
アリシアキーズのピアノの音をサンプリングした音源です。めちゃくちゃ安心感があるなと思ってたらヤマハでした。一時期よく使っていたので慣れているためか、今でもたまに使ってます。
RETRO MACHINES MK2
レトロシンセの音源です。MINIMOOG、KORGのPOLYSIXとか、ARPノシンセ、ROLAND、YAMAHAなどのオールドなシンセをサンプリングした音源です。たまに古い音が欲しいなと思った時に、漁ります。音作りは正直やったことないです。音作りするときはシンセ音源の方が自由度が高いので。
VINTAGE ORGANS
Hammondなどの5つのビンテージオルガンのサンプリング音源です。温もりあるトーンホイールのゆるらぎも再現できていますので、ロックからJAZZまでちょっと昔風の音楽を作る時に必ず使います。ドローバーを操作できるGUIもあるので、ちょっとずつ音を変えながら、演奏する独特の奏法も再現できますよ。
DISCOVERY SERIES: MIDDLE EAST
ここからは、ワールドワイドな音源シリーズになります。これは中東の楽器が使える音源ですね。弦楽器から管楽器、打楽器まであります。打楽器はパターンの組み合わせで、それっぽい感じのリズムが簡単に作れてしまいます。正直、中東の楽器はよくわかりませんが、インディジョーンズの中東シーンの曲みたいなのが、簡単に作れてしまいます。
DISCOVERY SERIES: BALINESE GAMELAN
バリ島の楽器ガムランの音源です。結構昔からあるのですがあんまり使ったことがなく、今回久々に立ち上げました。南国を感じるシーンや音楽に使うとハマりますよ。
DISCOVERY SERIES: WEST AFRICA
アフリカの太鼓と笛の音源ですね。使ったことないですが、リズムパターンはアフリカらしいノリのいい音源です。これの使いどこが僕には今のところありませんが・・・
DISCOVERY SERIES: INDIA
インド楽器の音源ですね。特にシダールとか好きです。これもどこで使うねんという音源ではありますが、民族的なリズムや音楽を取り入れたい人には、ちょうどいいかなと思いました。
DISCOVERY SERIES: CUBA
一度、使おうと思って最終的には使わなかったキューバの音源です。キューバのリズミカルな音楽を簡単に再現できます。これを自分の音楽に取り入れるには、まだ早いかなと思ってます。
GEORGE DUKE SOUL TREASURES
George Dukeさんが協力して作ったエレピのサンプル。録音されたデータを切り貼りして使うので、トラックメイカーの方なんかが、ちょっとJAZZやR&Bぽいものを作りたいな、という時に重宝すると思います。逆に作曲メインの人は、使わないモノですね。音はいいのでいつか使いたいのですが、結局、エレピの音源で自分で打ち込むこんでしまします。
SCARBEE MARK I
ローズの音源。大好きです。ジャズ、フュージョン好きにはたまらない音ではないでしょうか。個人的にはいろんな音楽にちょいちょい挟んで使ってます。昔からある音源あのですが、今でも十分使えます。この音でかっこいいソロとか弾けたらいいなあと思いますが、できませんTT
SCARBEE A-200
ウーリッアの音源。大好きです。YAMAHAのCPが出るまでは、本気で一台欲しいと思ってましたw(弾けないのですが・・・)こっちも歌モノのバックとかでさりげなく入れたりするとかっこいいです。
SCARBEE CLAVINET/PIANET
Hohner社のクラビ音源です。パーカッシブな打楽器のようなエレピという感じでしょうか。リズムを刻んだり、速いフレーズで使いたくなります。
SCARBEE RICKENBACKER BASS
なぜサンプリングした?というリッケンバッカーのベーす音源です。太めのパワフルなベースなのですが、往年のロックサウンドという感じの音です。
SCARBEE MM-BASS
Music Manのベースですね。打ち込みに結構テクニックがいるんですが、それを理解するとかなり使える音源になります。70年代風のソウルフルなベースラインとかにいいと思います。基本ラインで録音しているんで、ベースアンプは必須です。
SCARBEE MM-BASS AMPED
上記と同じMusic Manのベース音源で、こっちはアンプがついてます。
SCARBEE JAY-BASS
ジャズベの音源です。僕はこれを多用します。音が太くてはっきりしてます。あとこれだけスラップがついてるので、フュージョン好きにはたまらないフレーズを作っていけます。
SCARBEE PRE-BASS
FenderのPrecision Bassのサンプリング音源です。まあまあ好きな音なのですが、あんまり使ったことがないので、何かの機会に使ってみたいなと思いつつ、使ってませんw
SCARBEE PRE-BASS AMPED
上記音源のアンプ付きです。
これだけ音源があると、あらゆる音楽に対応できます。劇伴やゲーム音楽を作る方はこれを買っておけば、ほぼすべての音楽に対応できると思います。また歌モノでも、ちょっと変わった雰囲気でと言われたときの選択肢が多くなると思います。ぜひ一度、すべての音源を立ち上げて触ってみてください。
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