UADが使えるハード Apollo Twinをご紹介したので、今回はよく使っているUADのプラグインをご紹介したいと思います。DSPの関係で無限にプラグインを立てられる訳ではないので、必要な時に必要なものを使うことにしています。
目次
主に空間系と味付け系を使います
ソフトウェアプラグインで代用できるものは使わず、むしろUADだからこそ使えるものをセレクトして買いました。空間系とあと機材を通したときの味付けになるものです。ただ実機のモデリングですので機材の使い方を知っておく方がいいです。特に人気のルームリバーブOcean Way Studioなんかは、マイクのセッティングなど録音の知識がしっかりあればとことん使いこなせますが、僕は簡単さも重視するため買いませんでした。欲しいですけどね・・・
お試しできるので、使ってから買う
UADはソフトはガバッとインストールしておいて使いたいもののライセンスを買う仕組みですから、お試しがすぐにできます。お試し期間が終わるとしばらくお試しできないのですが、たまにリセットされてお試しが再度できるようになります。UADのプラグインはひとつ当たりがめっちゃ高いので、じっくり選んでから買った方がいいです。買うときの心構えとしては、実機買うより安い、実機買うより安い・・・です。念じましょう。
hall&Room リバーブ Dream Verb
日本の記事ではほとんど使っている人がいないのですが、セール時にクーポンが使えたので激安で購入しました。ホール系やルームだけでなく、素材やルーム形状を変えたりミックスすることであらゆる空間と反射を生み出します。基本はプリセットで選んで、そこからいじる方向で大丈夫ですが、遊んでると意外に楽しい。操作するところもそこまで多くないので簡単に使えて質感も高いリバーブです。ただ周りの人が使ってないので、あまりお勧めできませんが、個人的には使ってます。
プレートリバーブ EMT140
これだけは何としても欲しかったリバーブです。プレートリバーブといって金属の板を響かせでリバーブ成分を作る機材でかなり使います。これも変化がわかりづらいんですが、質感が上がるプラグインですので、どうしても欲しかったんです。実機の値段はわかりませんでした。
デジタルリバーブ EMT250
EMTシリーズでセット購入したものです。こちらはEMT140と同じでナチュラル系かと思いきや、ディレイ、エコー、コーラスなんかもかけられる変態リバーブでした。まあわかりやすくかかるし、操作もしやすいので、飛び道具的に使ったことがあります。
コンプ Teletoronix LA-2A
これは買ってないです。初期のサービスでついてきました。まあ有名な機材ですのでソフトプラグインも多くあります。NIのkompleteについてくるVC 2Aもそのひとつです。あっちはSoftubeという有名プラグインメーカーと共同開発して現代的に使いやすくなっています。ちなみにUSDの方は昔のままらしいです。いじれるところも少ないですし、コンプレッションのかかりがちょっと遅い感じします。たまにいい感じの味付けがほしいときに使います。ちなみに実機は中古で40万超えw
コンプ TUBE-TECH CL1B
実機の値段は40万越えです。絶対買えないぞーと思い聞かせでUADプラグインを買いました。正直、わかりやすくかかるものではないのですが、昔スタジオで実機を使ってもらってかなり好きなんですよね。非常にナチュラルでクリアなんですが、真空管を使っている機材らしく暖かさがあります。なんでも必ず使えるので2段目のコンプとして使うことが多いです。僕は好きです。
EQ TUBE-TECH PE1C
この実機は少しお安く30万超えです。HiとLOWをいじるEQで、MIDは下のME1Bと組み合わせて使います。これもナチュラルで真空管を使ったものですので、暖かく太いサウンドになります。ただナチュラルにかかるので変化がわかりにくいですが、僕は好きなんです。これも味付け系のEQとして使っています。
EQ TUBE-TECH ME1B
中域に特化したEQで上のPE1Cと組み合わせて使います。調整できるのがHIGH、MID、LOWの三箇所で、HIGHとLOWはブーストするだけ、MIDは減らすだけって感んじのEQです。傾向は同じで、ナチュラルで温かみのある真空管サウンド。好きなんですよね真空管。実機のお値段はお安く30万円ほどです。
EQ NEVE1081
これは挿しただけでいい感じなるプラグインっていろんな人がブログで書いていたので使ってみたら本当にそうだったので買いました。基本は味付け用のEQとして使ってます。挿してちょこっといじってという感じです。
プリアンプ NEVE 1073
UADを使える機材を買ったら真っ先に手に入れたいプリアンプです。録音時のかけ録りに使うとマイクよくなったのかなと思うくらい録り音が太くいい感じのサウンドになりました。またVocalなどにインサートして質感をあげたい時にも使えます。ボカロトラックにもいいと思います。これは超オススメです。
API Channel Strip
APIの卓のchannel Stripです。みんなSSL4000かNEVEのものを買うので、こっちにしてみました。くっきりははっきりパンチが効いた音になります。他のものがだいたいナチュラル系なので、これだけは違う色のものをと思って購入しました。マイクプリの部分を使って録音のかけ録りもできるため、NEVE1073と使い比べて、曲によってはこちらを使っていた時もあります。
WAVESなどと組み合わせて効果的に
WAVESなどのソフト系プラグインとうまく組み合わせてこういうオールド系のエミュレートプラグインを使うと、かなり曲の質感が上がります。ただほぼ実機ですので、使い方を学ぶ必要があり、プラグインも値段が高いです。アホみたいにWAVESが安くなったというのもあるのですが・・・・最近、iZotopeをはじめAI自動化プラグインも良くなっているので、初心者には必要ないものかもと思います。けれどスタジオでしか使えなかった憧れの機材を家に置けるというのは、それはそれで素敵なこと。一度使ってみてはいかがでしょうか。
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