それでは今週からしばらく、NI、Kompleteにバンドルされてる生ドラム音源をひとつずつご紹介していきます。まず最初は、僕がいちばん使っている音源、Studio Drummerです。昔からNIは様々なKontaktベースの生音ドラム音源をだしていたのですが、この音源から劇的に使いやすくなりました。そのポイント等は、過去の記事をご参照ください。
目次
ドイツのTeldex Studioで録音
NI社のドラム音源は、イギリスのAbbey Roadスタジオで録音されたものが多いんですが、この音源はドイツの有名スタジオで録音されています。ドラムキットはYAMAHA、Peal、Sonor、まあ豪華な・・・録音に使ったマイクの種類も、NIサイトで公表されており、サンプリングされている音はいいです。
まあ細かい・・・
キーボードの位置で奏法や叩く位置などが変わります。黄色がスネア、青がシンバル系、黄色がキック&タム。どこを叩いているかわからない人は、Optionタブの真ん中ブロック左、MIDIマッピングという部分で確認できます。SELECT BY MIDIというところをクリックしておくと、鍵盤を弾いた時に、どこを叩いているかわかります。下記写真がそのページです。また叩く強さによっても細かくサンプリングを切り替えていて、追い込めばさらにリアルなドラミングになると思います。
ドラムキットは3種類 スネアは各2種類
ドラムキットは3種類、各ドラムキットにデータ量の違いでLiteとFullの2種類が用意されています。 各ドラムキットはスネアだけ2種類選べます。Kitタブのスネアを選ぶと、A、B二つ選択できます。
参考音源つくりました。前半がA、後半がB、Stadium kitのスネアです。
MIXERのテンプレート・MIDIデータは11ジャンル
大量に付属しているMIDIデータがあるので、打ち込まなくてもコピペである程度作れちゃいます。(ぼくはめっちゃ使ってます・・・)また音作りもMIXERのテンプレートが用意されているので、選ぶだけでそこそこいけます。この2つはジャンル分けされていて、pop、Funk、Jazz、Hard Rock、Metal、Blues Rock、Ballad 、Indie Rock、Indie Disco、Punk Rockと11ジャンル用意されています。まあなんでも来い!って感じですよね。
【ドラムキット紹介】
それでは3つのドラムキットを参考音源とともにご紹介していきます。各ドラムキットごとに、先ほどご紹介した11ジャンルのMIXERテンプレとMIDIデータを選んでいます。正直ドラマーではないので、メーカーなどもNIサイトの情報をもとに紹介していますが、音の傾向は個人的感想です。
Stadium Kit
Pearl Masters premium Mappleキットが使われてきて、ロックやメタルなどに向いているサウンドだそうです。重いどっしりとした音がします。
Session Kit
Yamaha Maple Custom Absoluteキットが使われていて、ポップ、カントリーなどに向いているそうです。明るく、軽快な音ですね。
Garage Kit
Sonor SQ Drum Systemを使ってます、攻撃的なサウンドらしく、ブルース、オルタナティブロックに適しているそうです。個人的には、適度に重く、軽すぎもせず、スピード感がある感じ、という印象です。
まとめ
いかがだったでしょうか。サンプル自体は十分いいし、音作りもテンプレで楽になってます。簡単に使えるので、komplete、komplete Ultimateをお持ちの方は、ぜひ一度立ち上げてみてください。