いつも同じコード進行になってしまう。どうしてもコード進行のバリエーションが広がらない。こういったことで悩んでいる方も多いと思います。そう言う方にオススメしたいのが、このコード進行レシピです。今回はこの本の特徴と利点をお届けしたいと思います。
目次
基礎を飛ばして、応用のコード進行へ
この本はある程度コードの知識がある人にはとってもいいです。コード進行本にありがちな面倒なコード理論の基礎がほとんどないからです。即コード進行のパターンが出てきます。逆にコード進行の基礎を学びたいと言う人には少し物足りない本だと思います。
使いやすい8小節中心で表記
コード進行本でよくないのはだいたい4つのコードで4小節で表記されているところです。これだとループ系の音楽ではいいのですが様々なジャンルに応用しようとすると少し考える必要があります。ところがこの本は8小節くらいのコード進行が書かれているので、ワンフレーズそのまま使うことができます。
作りたいジャンル別(都市別)コード進行がわかる
この本の最も特徴的なところが、ジャンルわけです。だいたいこのタイプの本はコード理論のタイプ別にコードを並べるんですが、この本では音楽ジャンル別です。ニューヨークとか都市の名前になってますが、ある意味、音楽的な歴史がわかると都市別の分け方になっていることも納得いくと思います。ざっとこの本を一通り読んで、自分の作りたいジャンルのコード進行を探すと便利でしょう。
参考曲もすぐに探せる
気に入ったコード進行がどんな曲に使われているのか。すぐに検索できるようになっているのもこの本のポイントです。逆に参考曲からお気に入りのコード進行を見つけることもできるので、かなり応用度が高いでしょう。
MIDIデータ付きで、すぐにDAWに反映
付属のCDにMIDIデータが付いてますので、そのままDAWに貼り付けて作曲に使えます。徹底的に実用的で本を応用することが念頭に置かれて書かれています。
脱初心者のコード進行本
作りたいジャンルがあるけれど、どんなコード進行がいいかわかならいと言う人に向いている本だと思います。最低限の基礎的なコード進行の理論を学んだ後、この本を使うことでコード進行のバリエーションが増えると思います。リファレンスとして本棚に置いておくと便利ですので、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。