今使っているメイン鍵盤が電子ピアノなのでピッチベンドやモジュレーションが操作できないし、komplete kontrolも金欠で売ってしまったので、CCコントロールができる機材がないんです。(CC121というミックス時に登場する機材はありますが・・・)
とはいえ、ちょっと管楽器系の音源を購入したのでどうしてもCCをリアルタイムで操作できる機材が欲しい!けど場所を取るものはちょっと・・・と思っているときに、ある人からおすすめされた機材が「Roli LightPad」です。
結構高い機材なんですが、たまたまセールを見かけたのでゲットしました。
個人的には目的にあった機材で満足しています。ということで今日はこの機材についてレビューしていきます。
目次
Roliとは
Roli社は音楽や映像をコントロールするインターフェイスを開発しているイギリスの会社で、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト、テクノロジーとクリエイティブを融合する感じのイベント)で発表されて、当時、音楽系の人たちというよりは、テクノロジー系のクリエイターたちの間で話題になりました。Seaboardという鍵盤が有名です。
製品はかなりいいものが多いんですが価格が高く、またマニアックな人気に止まったため、会社は経営危機になり、現在はLuminaryという会社に引き継がれています。日本でも代理店が変わったりするみたいです。
今回買ったLightPadは、Roli社が開発したMidiコントローラやドラムパッドなど、様々な用途に利用できる小型機材です。
開封の儀
今回は珍しく楽天の楽器屋さんで購入しました。少し大きめの箱で到着です。
箱を開けるとさらに箱が。
さらに開けるとようやく商品の箱が入っていました。マトリューシュカかと思いましたw
今回、激安だったのがLightpadとケースのセットですね。売れ残りだったんでしょうか・・・
箱を開けるとまずは本体がありました。この底に取説などが入っています。
ステッカーと付属品、あと日本語マニュアルなどが入っていました。本体はUSB-C接続なのでUSB-Aとの変換ケーブルが入っています。
こちらはケースのパッケージです。めっちゃ硬いので破らないとケースが出せません。
硬いパッケージを開けるとプラスチックの台紙にLightpadのケースがついています。
こちらがケースをはめたところ。このLightpadは前後左右に磁石がついていて、左右に違う機器を繋げて使うことができます。その磁石でケースがくっついて固定される感じですね。ケースの隙間から本体が見えてるので、少し傷がつきそうな気がします。
インストールやソフトは注意
バージョンアップされていたり、会社のゴタゴタがあったからか、ちょっとソフト関連インストールがややっこしかったです。ただ管理するソフトはバージョンアップもされているので、いろんなものが追いついていないだけなのかなと思いました。メーカーHPでの確認をおすすめします。
ソフト系のインストールは「Roli Connect」
現状、ソフト関連はこのRoli Connectをインストールすることで解決しました。
持っている商品のライセンス情報と連携してダウンロードできるソフトが一覧表示されます。超簡単です。専用のシンセとかドラム音源もダウンロードできるんですが使ってません。それよりもよく使うソフトが次にご紹介するRoli Dashboardです。
操作系を切り替える「Roli Dashboard」
こちらがインストール必須のソフトです。Lightpadを、ドラムパッド、XYパッド、MIDIコントローラーなにど切り替えられます。
例えばこんな感じでCCの割り当てがソフト内でできます。僕はCubaseのクイックコントローラに繋げて使っています。
こちらはピッチベンドとモジュレーションの操作系です。
これはメーカーのプリセットではなく、ユーザーがプログラムしたものです。デジタル系のクリエイターが使ったことで、こういうプログラムが多いようです。さらにMaxというプログラミングソフトを使えば、音楽や映像、あらゆるもののコントロールが可能だそうです。(やってみたいですが時間がない・・・)
コンパクトでこれだけ動けば十分
今のところMIDIコントローラーとドラムパッドとしてしか使ってませんが、使い勝手は良好です。ざっくりリアルタイムで打ち込んで、あとでオートメーションを書いて微調整している自分にはちょうどいいです。またホイールなどと比べてタッチで即座に反応するので、コントロールのスピードはかなり速いです。
BluetoothでiPhone接続も
無線でiPhoneなどとつないでリアルタイム操作もできるそうです。こっちはいつか試してみたいですが、現状はMacと有線接続して使っています。
出張などでも打ち込みが楽に
モバイル用の鍵盤としてkeystation mini32を持っているので、それと組み合わせれば、ホテルなどでも打ち込みしやすい環境が作り出せます。
ご時世的に泊まりがけで出かけることはほとんどありませんが、時代が良くなったら外出先でも使っていきたいですね。
価格が高いし、使用用途が限られているので「おすすめです!」とは言いにくですが、面白い機材なのでご興味の方は遊んでみてはいかがでしょうか。