Cubase

Cubase 11のミキシング機能、全レビュー!

Cubaseの全機能レビュー、今回はミキシング機能です。
Cubaseにはミキシング機能もしっかり備わっているので、その特徴的なところをメーカーのHPを元に解説していきます。多分メーカーのHPよりわかりやすくなったんじゃないかなと思います。ではお楽しみください。

MixConsole

Cubase mix01

各トラックのエフェクトや音量、音が出る位置などを調整できるインターフェイスです。
シングルウインドウで使えるのはもちろん、別のウインドウを立ち上げて使用することもできるので、マルチディスプレイの人ならミックスがやりやすいと思います。

VCA フェーダー

新し目の機能で使ったことがないのですが、複数トラックのコントロールできるチャンネルです。
グループチャンネルとの違いはセンドエフェクトの音量も調整できるらしく、オートメーションを書くときに全体のバランスが良くなるようです。

Wave メーター

Cubase mix12

MixConsole上で波形をリアルタイムで表示することができます。まあ使わないです。

チャンネルストリップ (Advanced)

Cubase mix02

Mix Consoleに内蔵されたエフェクトを調整するところです。
卓のチャンネルストリップのイメージですね。ボーカルやギターなどのプリセットも用意されているため、初期にはすごくお世話になりました。最近は外部のプラグインに頼ることも多いのでしばらく使っていなかったのですが、かなり使いやすくなっていました。
今度じっくり使ってみたいと思います。

EQ / スペクトラル比較

Cubase mix07

チャンネルEQに比較モードがつきました。他のトラックと比べながらEQ処理ができるので、重複している帯域などが見つけやすいのでマスキングがやりやすくなります。

MixConsole 履歴

Cubase mix03

変更したけど元に戻したいなというときに活躍する履歴です。
作曲しているMIDIデータはそのままで、MicCosoleの変更だけ元に戻せるので便利です。ただ戻すとMixConsoleのそのままにしておきたい場所まで変更してしまいますので、もし悩んでいる場合は、次のスナップショットを使うことをおすすめします。

MixConsole スナップショット

Cubase mix04

エフェクトのかけ具合などを複数比較検討したいというときに便利なのがスナップショットです。
その時のトラックにかけたエフェクトの状態を記録できるので、複数のエフェクトを使って比較検討ができます。これはかなり便利なので、ぜひ使ってみてください。

A/B 比較

Cubase mix05

各エフェクトのパラメーター設定を2つ作って比較検討ができます。
スナップショットのようにトラックまることの保存はできないので、微調整やプリセット選びに使ってみてください。ちなみに○の中に「a」と書かれているところをクリックして「b」にすると切り替えができます。

サイドチェーン

Cubase mix13

ワウワウさせるポンピングエフェクトを作るときになどに使う機能です。
昔は他のDAWに比べてサイドチェインのルーティングに手間がかかっていたのですが、現在はエフェクトの画面から簡単にできるようになりました。

バージンテリトリー

オートメーションパスの書き込みを行った箇所だけにオートメーションを適用し、前後は空白になる機能です。最近当たり前に使ってたので特別な機能だとは思っていませんでした。

SuperVision

Cupro11 09

Cubase11から登場した新しいメーターです。ラウドネスメーター、周波数分布など様々なメーターを、自分の好きなように組み合わせて使うことができます。メーター関連はしばらくこれを使うと思います。

マスターメーター

Cubase mix08

メーカーページでなぜマスターメーターがピックアップされてるのかなと思ったら、マルチチャンネルに対応していて、様々な放送基準に対応しているようです。普通に音楽をしていると使わない機能です。コントロールルームの中で立ち上げます。

ラウドネスメーター

Cubase mix10

音楽や放送で音圧競争がひどくなりすぎたため、音圧が強くなるとリミッターをかけるラウドネス規制がはじまりました。
放送関連の基準が中心ですが、Youtubeやニコニコ動画でもラウドネス規制があるため、それぞれに応じた対応が必要です。このメーターを基準に音圧を調整してみてください。こちらもコントロールルームの中で立ち上げます。

オートメーションカーブ

Cupro11 11

今までは点をたくさん打たないと滑らかな線がひけなかったんですが、Cubase11からオートメーションカーブがかなり自然に滑らかに引けるようになりました。
写真は効果をわかりやすくするために適当に引いたものです。

ステレオコンバインパン

Cubase mix11

ステレオの左右の広がりを調整できる機能です。例えばリバーブなどが左右に広がりすぎないようにしたり、音源自体でワイドに鳴る音源の定位を調整したりします。これだけはかなり使いますので、使い方を覚えた方がいい機能です。

リンクグループ

MixConsoleのツールバーからリンク設定やグループ設定を行える機能です。使わないです。

ダイレクトルーティング

選択したチャンネルの出力先を一度に設定できるらしいんですが、普通に選択して右クリックしてグループチャンネルを作成などで作れるので、この機能を使ったことがないです。

Listen モード

ミックス信号を遮ることなく選択チャンネルの信号だけをチェックできるらしいです。複数人で録音するときなどに使うらしいのですが、使ったことないです。

お気に入りの機能を見つけてミキシングを楽に

どのDAWにもある機能もありますが、Cubaseならではの使いやすい機能もありますね。Cubaseを使っている方も知らない機能があったのではないでしょうか。もし気になった機能があったら、ぜひ使ってみてください。きっと作業が楽になると思いますよ。



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