音楽をやっていると、いつでも音が出せる家に住みたい!という風に思いますよね。
去年くらいから「東京から去る」って決めていたので、最後に自分の住みたいところに住もうと思って音楽専用マンションに住みました。半年の予定だったんですが疫病の関係で一年近く住むことになったんですが・・・
今回はそんな音楽専用マンションに住んだときのレポートを書きたいと思います。
目次
住んだのは「ミュージションひばりが丘北」
住んでいたのはミュージションのひばりが丘北です。
ひばりが丘駅の真ん前でアクセスも便利、24時間演奏可という音楽する人には理想的なマンション。しかも新築だったんですが前の人が急遽退去したため、敷金が0円だったので入居しました。家賃10万超え・・・・事務所兼用で借りることにしました。
サラリーマンだとちょっと無理かも。
メリット① 24時間演奏できるのは最高!
やはり24時間いつでも演奏できるのはかなりよかったです。
サックス吹いても苦情がこないwさすがに防音対策が徹底されているだけあって、音楽をする人にとっては理想的な環境だと思いました。(夜は寝てましたがw)
ただ低音域や振動音は吸収しきれないようなので、夜中のドラム演奏やウーハーが効いてる音楽の再生は深夜帯は禁止でした。
メリット② 生活設備も充実
キッチン、お風呂、トイレ、すべてが使いやすかったです。
ただ全部が微妙に狭かったので、あともう少し大きければ完璧なのになと思うことがありました。
なぜかキッチンがIHなのにお風呂はガスだったため、お風呂のためだけにガス代を払ってましたね。オール電化にしてくれたらいいのにとちょっぴり思ってました。
メリット③ 電源周りもすごかった
僕は使わなかったんですが200Vの電源があります。
海外製の機材を使う人には嬉しい機能だと思います。また普通のコンセントは部屋のポイントにあるので、何をするにしてもすぐに電源を取れるのは便利でした。
メリット④都心から適度に離れた街
西東京市で周りには畑や田んぼも多く、数メートル歩くと埼玉県!という土地なのに、池袋まで20分かからず行けるアクセス抜群の土地でした。
地元農家の野菜即売所があったりするし、家の周りにスーパーも3軒、小さな商店街もあり、かなりいい町でした。
正直お金があったらもっと住んでいたいと思ったほどです。
メリット⑤ 変な人がいない
それなりの家賃なので、変な人が住んでないというのがよかったです。
夜中の騒音問題を言う人がいましたが、こういうマンションだからということでみんな納得して住んでいたし、いい人ばかりでした。
またセキュリティもしっかりしていて、オートロックの電子キーを忘れると、家の中に入れないこともw そこは住人同士で助け合うこともありました。
デメリット① 電車がうるさい
線路脇にあり駅も近いので、時間帯によっては電車がうるさいです。
防音二重サッシだったので窓を閉めていると遮断機の音や車の音、工事の音は遮断できるのですが、電車の音だけは完璧に遮断できませんでした。線路の真横で、やや気になる程度にまで抑えられるのは流石でしたけれど。
防音室はいいのですが、1LDKに住んでいる人に聞くと、防音室以外はちょっと音が・・・と言っていました。
また上層階に行くほど電車の音は緩和されるらしいです。この辺りは個人差があると思うので内見に行って確認したほうがいです。録音するときはたまに音が入るので要注意でした。
まあ24時間音出し可なのでその辺は許容できる人でないとダメかなという感じです。
デメリット② 床がもろい
防音の床で音を吸収する柔らかい素材なんですが、絨毯を敷いていても傷がつきました。
ものを落としたりするとダメでしたね。
これはしょうがないんですが、出るとき結構高額な修繕費を請求されました。見積もりに来たメンテナンス屋さんに聞くと、ドラムの人が使ってたお部屋は床全部を張り替えになったらしく、とんでもない請求額だったらしいです。ご本人はそうなることも知った上で入居されていたようですが・・・個人的には、いらぬ出費が増えました。
デメリット③ 2ヶ月前退去申請
これが今回地味に痛かったところです。
2ヶ月前だと次に住むところが1ヶ月しか待ってくれない場合もあり、引っ越すときに不便です。僕の場合は地元に帰る予定だったんですが、疫病による自粛と移動制限で結局半年長くいることになりました。
こればっかりは改善して欲しいなと思います。
デメリット④ 収納が小さい
機材の箱とかも多かったので収納が少ないのかが地味にしんどかったです。本棚で部屋を仕切って収納スペースを作りました。この辺りは生活スペースの作り方次第かなと思います。
デメリット⑤ 家賃が高い
設備にこだわってるので家賃が高いです。
インターネット代込みで11万円。防音なしの生活だけを考えると西東京で同じような設備なら7万円くらい。経費にできなかったら住めなかったなと思ってます。
音楽スタイルによっては防音室などを買って備え付けたほうが安いし、引越しもしやすいかもしれません。
音楽するなら最高!ただお金はいる
住んでみた感想は、音楽するには最高の環境でした。
誰にも気兼ねなく演奏できるし、しっかり大きな音で確認できるし、かなりおすすめです。ただしお金はかかるので収入がちゃんと確保できる人でないと辛いと思います。僕は疫病でやられて・・・
でも東京生活の最後に理想の暮らしができてよかったです。お金ができたらまた住んでみたいなと思います。
ボーカルブースくらいなら普通の部屋でこれでもいいのかなと思ったりします。
防音じゃないですが、ボーカル録音にこれはいい感じの機材です