マイク選びって価格がいろいろあってなかなか選びにくいと思います。いろいろなメーカーもあり、使っている人もオススメがバラバラ、どれを選んでいいかわからないという時は、Audio Technicaを選んでおけばとりあえず問題ないです。と個人的には思っています。
僕の場合はずっとボカロばっかりだったのでマイクはいらなかったんですが、諸事情があって急遽マイクを購入することになりました。購入したマイクが、Audio TechnicaのAT4040です。コスパもよく、非常に使いやすかったので今回はこのマイクをレビューしたいと思います。
開封の儀
まず外箱です。3万円台マイクですのでさすがにしっかりした箱でやってきました。
外側の化粧箱を抜くと、中からしっかりした黒いダンボール箱が。
中を開けるとオーテクのいつものマイクの箱。そして白い箱とマイクを入れられるケースが出てきました。
ざっと取り出すと、マイクの箱、白い箱はショックマウントの箱、そしてソフトケース、あと取説です。
今までオーテクのこのクラスのショックマウントは簡易バージョンで使いにくいものが多かったんですが、なんとめっちゃしっかりしたショックマウントが入ってきました。セッティングもさすとしっかり固定できるのでめっちゃ使いやすいです。あとマイクスタンドに取り付ける際に使う変換ネジ穴がついてきます。
次にマイク本体です。オーテクのマイクって感じの外装ですね。このケースは結構見慣れていますが、ずっと変わらないところから考えるとベストな使いやすさとデザインなんでしょうね。
マイクの裏側ですが、二つ下の方にスイッチがついています。パッドとローカットですね。
指向性は単一指向 構造もシンプル
正面から来た音だけを録音できるマイクです。宅録で双方向とかにすると確実に変なノイズを拾うので単一指向がいいです。
1インチの大口径ダイアフラムだけのシンプルな構造ですので、技術的な新しさはありません。けれど、シンプルなものほどトラブルが少ないので。またオーテクのマイクはどのクラスでも品質管理がちゃんとしていますので買うときも安心です。
不必要なローカットをしてくれるスイッチと音が大きすぎる場合に使うPADスイッチがあります。ローカットは使ったことがありますが、PADはいまだに使ったことがないですがあると便利な時があります。最近はミックスでカットもできるので使わないことも多いです。
音質はフラットでミックスしやすい
音質は変な癖がなく、フラットです。特定音域を強調して上手くなってる気分にさせてくれるマイクではなく、ちゃんと音を録ってくれるマイクです。ある意味、下手くそがわかってしまうマイクでもあります。最近の歌い手さんやDTMerは結局ミックスで加工するので、基本は加工しやすいフラットな音で録れる方がいいと思います。
ちなみに僕がコンデンサーマイクを使うときは、ワンランク上のクラスのものをスタジオで借りて使っていたのですが、4040はひとつふたつ上のクラスにも負けていないです。ボーカルやアコギでも使えるし、ちょっとサックスを吹いてみましたが管楽器でも使えました。非常に汎用性もあると思います。
金属製のショックマウントで録り音アップ
今までオーテクの安いマイクについてくるショックマウントはしょぼい!で有名だったんですが、ついに40シリーズにもいいショックマウントがつきました。なんと金属製です。長年みんなで何とかしてーと言い続けてきた成果でしょうかw
耐久性はもちろんなんですが、前のものだとセッティングがいろいろ難しかったのが簡単になりました。しっかり振動を吸収する性能も申し分ないです。コンデンサーのセッティティングは非常に大切なので、これは助かりました。
コスト的にも宅録初心者向き
3万円台のマイクはちょっと高いです。オーテクの20シリーズはまさにエントリーモデルですが、もう少しお金を出せるならこのAT4040がオススメです。AT4050になると指向性を変えるスイッチがついてるのですが、宅録だとほとんど使わないですあとはシンプルな録り音に慣れておくと、他のマイクを使った時に差がわかります。マイクは上を見るとキリがない世界なんですが、価格と性能、そして長く使うことを考えると、AT4040はベストなチョイスだと思います。
ぜひ皆さんも一度使ってみてください。