Komplete 12 ultimateレビュー ①(シネマティック編)

ついに出ました!Kompete 12!!今回は①無印、②ultimeate、③ultimate Collector’s Editionの3バージョン。最上級のものは、900GB以上。ここは最上級のものをと思いましたが、僕のMBPのSSDの容量が1TBのためUltimateアップグレードにしておきました。今回の目玉は、kontakt6と来年2月発売予定のMassive Xですね。あとは、まあSSDの肥やしになりそうなものも多いのですが、僕はほぼkompleteで作曲しているので、今回は、全音源・エフェクトをレビューしてみたいと思います。今日は第一弾としてシネマティック音源をご紹介します。

SYMPHONY ESSENTIALS – STRING ENSEMBLE

STRING ENSEMBLE

NIが力を入れ制作したSYMPHONYシリーズのストリングスパート音源です。Violin1、Violin2、Viola、Cello、Bassesの各パート、そして全部の楽器がなるEnsembleがあります。簡易版とはいえ、音はいいです。特殊奏法とかが必要なければ、これでも十分使えます。ちょこっとオーケストレーション入れて曲を作りたいなという人にはぴったりですね。

SYMPHONY ESSENTIALS – BRASS ENSEMBLE

BRASS ENSEMBLE
SYMPHONYシリーズのブラスパートです。Trumpet、Trombornes、Horns、Tubasの各パートと、全部の楽器が鳴るEnsemble。トランペット音がややシンセっぽいかなとも思ったのですが、打ち込みで十分使えるようになります。ただリバーブなしでもやや残響音が多めなのが、使いどころを選ぶポイントかもしれません。

SYMPHONY ESSENTIALS – BRASS SOLO

BRASS SOLO

Brass EnsembleのSoloバージョンです。やはりトランペットの音がややシンセっぽいです。他のパートはまあまあいいのですが。これも残響音が多いので、SYMPHONYシリーズ内のソロパートで使うといいかなと思います。

SYMPHONY ESSENTIALS – WOODWIND ENSEMBLE

WOODWIND ENSEMBLE

SYMPHONYシリーズの木管アンサンブル音源です。Oboes、Flutes、Clarinets、Basoons、saxophonesの各楽器と、低音楽器のBass Winds、全部の音がなるEnsemblesです。クラリネット、フルートなんかはいいんですが、オーボエとサックスはイマイチです。ただ混ぜたらいい感じなんですよね。映画音楽だと木管は味付け程度にしか聞こえないことも多いので、そういう使い方をする分にはいいと思います。

SYMPHONY ESSENTIALS – WOODWIND SOLO

WOODWIND SOLO

Woodwind EnsembleのSoloバージョンです。低音楽器のBass Windsがなく、Contrabassonが入っています。これもサックスがイマイチですね。これもオーケストレーションの中で鳴らすといい感じにハマる系の音です。おまけだと思えば全然いいかなと。

SYMPHONY ESSENTIALS – PERCUSSION

PERCUSSION

バスドラ、スネア、シンバル関連から、シロフォン、グロッケンまで、18種類のパーカッションがあります。基本打楽器系のサンプリング音源にそんなにハズレはないので、これも本気のオーケストレーションを組まなければ十分に使えます。

THRILL

THRILL
謎が深まる、忍び寄る殺人犯、ゾンビに襲われる。そんな恐怖シーンで使われる、オーケストラやシンセを簡単にセッティングできる音源。めっちゃ怖いです。音源はStrings、Brass、Woodwinds、Percussionなどのオーケストラ楽器やアンビエント系、ヴォイスなどを加工した音などを選んで組み合わせ、あとは鍵盤とXYpadで動かすだけ。意外に目指す音がすぐに作れると思います。

ACTION STRINGS

ActionStrings
ストリングスのリズムパターンを簡単に作れる音源です。画面上にある譜面に選んだリズムパターン表示されます。これを複数キースイッチで組み替えることで、理想の伴奏を作っていきます。音はド派手なストリングス音源なので、EDM的なシンセサウンドの中に入れても埋もれません。徹底的オーケストレーションをこだわって作りたい人には向きませんが、音ネタでは満足できない、ここイジって入れられたらなあ、と思う方にはぴったりだと思います。

ACTION STRIKES

ActionStrikes

ハンスジマーのようなド派手な太鼓系のリズムを簡単に作れてしまう音源です。これもACTION STRINGSと同様、画面上にある譜面に書かれたリズムパターンをキースイッチで切り替えて理想のリズムを作れます。それぞれの楽器のワンショットもあるので自分でリズムを作ることも可能。自分で一から作りたい人には物足りないとは思いますが、自分でいじれる音ネタと捉えられる人には使い勝手のいい音源だと思います。

EVOLVE

EVOLVE

実はこれ、僕はほとんど使わない音源です。劇伴とかに使えるパーカッションやループ、効果音系が入ってます。使ったのは一度だけで、なんか寂しいなと思った曲に、ペラペラと音を聞きながら探して、裏でパッド的な音を使ったくらいでしょうか。曲作りで積極的に作っていくという感じではありません。音作りがそんなにいらないNIらしい効果音ループって感じです。

EVOLVE MUTATIONS

EVOLVE MUTATIONS

これも、僕はほとんど使わない音源です。EVOLVEの進化版という感じです。EVOLVEよりは曲でも使える音が多い感じがしますが、やはり劇伴などで使うパーカッションやループが多い気がします。Kompelte kontrolを買ってから音源に関わらず音が選べるようになり、たまに使うくらいですね。これを使いこなしているかたがいれば、どういう使い方をされているのか勉強させていただきたいです

EVOLVE MUTATIONS 2

EVOLVE MUTATIONS 2

EVOLVE MUTATIONS 2のさらなる進化版です。同じように劇伴などに使うものだと思うのですが、僕が好きな押し出しの強い音があるので、ハードな印象を出したい曲に何回か使ったことあります。前二つは雰囲気や印象を作る音に対して、パワフルで主張の強い輪郭のある音が使いやすかったです。

RISE & HIT

RISE HIT

これが来てからビルドアップには必ず放り込む音源です。様々な音の組み合わせのビルドアップが入っていて、タイムを伸ばしたり、加工したりするのも簡単にできてしまいます。シネマティックのくくりにNIでは入っていますが、EDMなんかでも使えるので買ったら試しに使ってください。

EMOTIVE STRINGS

EMOTIVE STRINGS

ACTION STRINGSは、刻み系の音が得意だったんですが、こちらはレガート系のストリングスパターンを作れる音源です。譜面に書かれたリズムパターンをキースイッチで切り替えて作るタイプです。バラード系のストリングスなんかで使いやすいかなと思いますし、パターンを選べばメロや裏旋律も作れます。個人的には、別のストリングス音源で打ち込むことが多いので、あまり使わないですが、ループ素材中心で作る方には、ある意味重宝される音源だと思います。

KINETIC METAL

KINETIC METAL

金属系の音が中心の音源です。可愛いオルゴールのようなデザインですが、結構ハードな音も含まれています。ちょっと金属系の硬い音やキラキラした音が欲しいなと思った時に、探して使ってます。このあたりの音をシンセで作るのは結構大変なので、重宝しています。

KINETIC TOYS

KINETIC TOYS

おもちゃ系の音で可愛い音や不思議な音が入った新しい音源です。可愛い曲のイントロなんかに使いたいなと思ってます。音源をパッと見た感じどうやって操作するんだと思いましたが、ロボットや人形のオルゴール、おもちゃなんかを動かすとエフェクトなどをコントロールできるんです。ざっくり気に入った音を選んで、直感的に音を操作していく感じですね。面白いことができそうです。

komplete シネマティック音源まとめ

最後に総括をすると、全体的にいい音があるので使える音源ではあると思います。けれど本格的なオーケストレーションを書きたいというのであれば、上位機種もしくは、Spitfire Audioなどのクラッシック専用音源がいいでしょう。ただkompleteやNIユーザーは本格的なオーケストレーションを入れたいというよりは、ちょこっとクラッシックの音が自分の曲に欲しいという方がほとんどだと思います。キースイッチで操作できるので扱いやすさはNIならでは。打ち込み次第では、ただの廉価版音源以上のチカラを発揮できそうです。あとは、簡単にそれっぽいループを作りたいという場合ならば、NIのソフト音源はかなり重宝すると思います。自分の音楽スタイルに合わせて、ぜひ使ってみるといかがでしょうか。

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