ボーカルの音量一定ではないし、コンプで一律に潰してしまうとせっかくの抑揚がなくなってしまうことがあります。そこでVocalの音量レベルを自動で調整してくれるのが、このVocalRiderです。このプラグインはWavesでも高めのバンドルにしか入っておらず、僕はこのプラグインが出た時にスグ単品で買いました。面倒なオートメーションを描く作業を自動でやってくれるので非常に助かります。これは絶対に買っておいた方がいいプラグインですよ。
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Vocal Riderには2種類あります
Vocal RiderにはLiveと無印の二つのバージョンが存在します。違いはたったひとつ。Liveの方には、上の写真の赤い四角の部分、Spillというつまみがあります。これはLive録音で混ざるノイズを検出しないようにする機能です。だいたいの人は宅録で使うと思うので使わない機能ですが、文字なんらかのノイズが気になるボーカル音源なら、この部分をいじって調整します。普通は無印のVocal Rideを使えば大丈夫です。
オケの音源をサイドチェインでVocal Riderに送る
この機能を使う人と使わない人がいるようなんですが、ボーカル抜きの音源を用意してサイドチェイン でVocal Riderに入れることで、オケの音量に合わせてVocalの大きさを調整してくれます。これを使うとオケとの相性がすごく良くなる場合もあります。ただ単にボーカルの音量を一定にしたい場合は、サイドチェイン を使わないという方法もあり、ここは使う人によって色々違うようです。
使い方1全体の感度などを調整する
まずTargetの部分に黄色い線が出ていると思いますが、これが現状のボーカルの音量変化です。これの振れ幅の真ん中くらいでしょうか適度なところに、赤い線を合わせます。これが音量調整の中心線になります。
下にツマミが二つあります。左のVocalと書かれている方がVocalの感度を調整するところで、左側が伴奏の音量とどのくらい合わせるのかを調整するツマミです。
左下に、Fast Slowと書かれた部分がありますが、ここはフェーダーを動かす速さを調整します。だいたいFastで使っています。
使い方2 フェーダーの振り幅を決める。
次にフェーダの動く範囲を決めます。フェーダの左に黒いレバーが上下にあると思います。これがフェーダの動く範囲を決めるものです。あまり上下しすぎると音量調節する意味がほとんどないので、ある程度フェーダーの振り幅をここで調整します。
使い方3 Writeボタン Readボタンを使う
次にオートメーションを書けるようにするためにWriteボタンを押します。そのあとに、DAW側でもオートメーションを書ける設定にして再生すると、自動でオートメーションを書いてくれます。忘れては終わったら必ずReadのボタンをつけてください。忘れているといつまでも書いていたり、おかしな状態なったりするので注意です
。
自然にボーカルの音量をオケに合わせられる
ボーカルを扱う人は必ず持っておいたほうがいいプラグインです。本当にこのプラグインを使うようになってから、本当にボーカルの処理が楽になりました。Wavesのプラグインはいっぱいありますが、これは必ず手に入れておいたほうがいいものです。ぜひ使ってみてください。
ちなみにバンドルですとHorizon以上にしか入っていないので、単品で買うことも検討してもいいと思います。ただWavesのHorizonも3万くらいまで安くなってますから、買ってもいいかもしれませんね。